2025.10.19

メルセデスのラッセルがスプリントで2位「予選では2番手に届かず悔しい」アントネッリ「Q3で理想的な走りができず」


2025年F1第19戦アメリカGP スプリントで2位のジョージ・ラッセル(メルセデス)、ウイナーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位カルロス・サインツ(ウイリアムズ)
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 2025年F1アメリカGPの土曜、メルセデスのジョージ・ラッセルはスプリントで2位、予選では4番手を獲得。アンドレア・キミ・アントネッリはスプリント8位、予選7番手だった。

 スプリントではスタート直後のインシデントをうまく避けたラッセルが2番手に浮上した。最初のセーフティカーが終了した後、ラッセルは前を行くマックス・フェルスタッペン(レッドブル)についていき、ターン12で追い越そうとしたが、コース外に飛び出してしまい、失敗。その後にチャンスはなかった。

 アントネッリはオリバー・ベアマン(ハース)の1秒以内後ろの9番手を走り続け、オーバーテイクはできなかったものの、ベアマンがコースを外れて防御したことでペナルティを受けたため、アントネッリは8位に昇格し、入賞を果たした。

 予選では、ふたりとも順調にQ3まで進み、スプリント予選よりも良い順位を獲得した。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
スプリント 2位(5番グリッド/タイヤ:ミディアム)
予選 4番手(Q1=2番手1分33秒311:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分33秒058:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分32秒826:ソフトタイヤ)

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第19戦アメリカGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

「僕よりふたつ上のポジションのフロントロウからわずか0.026秒差だったというのは悔しいね。4番手でもまずまずの結果だが、これほど接近していると、もう少し良いタイムを出せたのではないかと思ってしまう」

「とはいえ、自分のラップには満足している。完璧な走りではなかったが、マシンから多くのパフォーマンスを引き出すことができ、フィニッシュラインを越えた時には、良い仕事をしたと感じた。スプリントで2位フィニッシュを達成した後だけに、予選でも2番手を獲得できれば、一日を良い形で締めくくれたんだけどね。でも時にはこういうこともある」

「明日は風向きが180度変わる可能性が高く、興味深いことになるだろう。マクラーレン勢とフェルスタッペンのレッドブルは特に速いと予想しているけれど、自分たちもポディウム争いに加われることを願っている」

「コンストラクターズ選手権の2位争いが接戦なので、すべてのポイントが重要だ。明日のレースが楽しみだよ。何ができるか見ていこう」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
スプリント 8位(11番グリッド/タイヤ:ミディアム)
予選 7番手(Q1=3番手1分33秒501:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分33秒044:ソフトタイヤ/Q3=7番手1分33秒114:ソフトタイヤ)

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2025年F1第19戦アメリカGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

「今日の予選では7番手よりもう少し良い結果を期待していた。Q3ではどちらのラップも理想的ではなく、結局数台のマシンに前に行かれてしまった。すべてをまとめることができていれば、今日は間違いなく5番手が可能だったと思う。でも、周回ごとに変化する風の状況のなかでそれを実現するのは難しく、特にQ2の終わりからQ3にかけては厳しかった。まとまりのない内容だったので、今後の改善のために懸命に取り組んでいく」

「とはいえ、明日を楽しみにしている。レースでは風向きが変わるものと予想されていて、それがバランスに影響を与える可能性が高い。予選に向けてマシンを最適化しようとしたが、レースでのマシンパフォーマンスを犠牲にしないよう注意した。スプリントでのペースは良好だったので、明日それを活用して順位を上げられるといいね」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2025年F1第19戦アメリカGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)


(autosport web)

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2025-10-19更新

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