ボッタスが12年ぶりに韓国でF1マシンをドライブ「2013年以来ファン層は拡大している」W13でデモラン実施
2025年10月12日(日)、メルセデスのリザーブドライバーを務めるバルテリ・ボッタスは、韓国の龍仁にあるAMGスピードウェイでメルセデスの2022年型マシン『W13』によるF1のデモ走行を行い、2万5000人のファンを興奮させ、韓国にふたたび轟音をもたらした。
『Peaches Run Universe 2025』のメインイベントとして、10回のグランプリウイナーであるボッタスは、4.5kmのサーキットを彼の遊び場に変え、コーナーを駆け抜け、ターマックを照らし、最後はタイヤから煙を上げて見事なドーナツターンを披露して、観客を熱狂させた。
「12年ぶりにF1を韓国に呼び戻すことができたのは素晴らしいことだ」とボッタスは走行後に語った。
「2013年にここでレースをしたときのファンの情熱を覚えているが、それどころかそれ以来ファン層は拡大している」
「ファンは知識が豊富で熱狂的だった。こんなにたくさんの人たちが集まってこの日を楽しんでくれたのは光栄なことだ」
ファンは、サーキットでのレース以外にも、メルセデスのシミュレーターで自らステアリングを握り、レースの記念品を見て回り、韓国のモータースポーツ界で待ち望まれていたF1の熱狂が戻ってきたことを祝った。
現在メルセデスのリザーブドライバーを務めるボッタスにとって、衝撃的な走りは単なるショー以上のものだった。2026年にキャデラックに移籍し、新たなチームとともに新たな栄光を追い求める準備をしてグリッドに復帰することになるボッタスにとって、これはタイムリーなウォーミングアップだったのだ。龍仁の太陽の下でグランドスタンドに歓声が響き渡るなか、ボッタスは、チャンピオンシップでの戦い以外でも自身のようにF1マシンを踊らせることができるドライバーはほとんどいないことを改めて証明した。