「ロスコー、フォーエバー」ハミルトンが愛犬の死を発表。F1、FIA、チームやドライバーたちが弔意を表す
フェラーリのルイス・ハミルトンは、愛犬ロスコーが病気の末に死去したことを発表した。ロスコーは最近、肺炎の治療を受けた後に昏睡状態となり、ハミルトンは彼に寄り添うため、先週のF1タイヤテストを欠場していた。
9月29日、ハミルトンは、SNSを通じて、ロスコーが日曜日の夕方に自分の腕の中で息を引き取ったと伝え、「ロスコー、フォーエバー」という言葉とともに、思い出の動画を掲載した。ハミルトンは5年前には愛犬ココを亡くしている。
「ロスコーは、延命治療を受けながら、持てる力のすべてを振り絞って4日間戦い続けた。僕は人生で最も辛い決断を下し、彼に別れを告げなければならなかった。彼は最後の瞬間まで決して戦いをやめなかった」とハミルトンは記した。
「このように美しい魂であり、天使であり、真の友と人生を共にできたことを、僕は心から感謝し、誇りに思っている。ロスコーを人生に迎え入れたことは、僕にとってこれまでで最良の決断だった。僕たちが共に築いた思い出を永遠に大切にする」
「僕はかつてココを失ったが、犬を安楽死させるという経験に直面したのはこれが初めてだった。ただ、母や親しい友人の多くがその経験をしていることは知っていた。それは何よりも辛い経験のひとつだ。愛するペットを失った人々すべてと深くつながっていると感じる」
「とても辛いことだったが、彼と過ごせたことは人生の最も美しい経験のひとつだった。深く愛し、そして深く愛されることは、かけがえのないことだった」
「皆さんがこれまでロスコーに寄せてくれた愛とサポートに感謝している。それを目にし、感じることができたのは、本当に特別なことだった」
「彼は9月28日日曜日の夕方、僕の腕の中で息を引き取った」
ハミルトンと10年以上を共に過ごしたロスコーは、しばしばF1パドックにも姿を現し、誰にとってもなじみのある存在だった。ハミルトンがロスコーの死を報告すると、多くのチームやドライバー、そしてF1やFIAが、ハミルトンの投稿にコメントするなどして、SNSを通して弔意を表した。
「ルイス・ハミルトンの愛犬ロスコーは、パドックに笑顔をもたらし、世界中のファンの心を温めてきた。この困難な時期において、我々の思いはルイスとともにある」とF1はコメントした。
「安らかに眠れ、ロスコー。彼はパドックの子犬から“ドゥーグ(Dogue)”(注:VOGUEの犬モデル)アイコンになった。君が私たちの心に残してくれた足跡に感謝する」
FIAは次のように、ハミルトンのSNSに対してコメントした。
「FIAファミリー一同、ロスコーの訃報に深い悲しみを覚えている。ルイス、我々の思いはあなたとともにある」
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