【決勝日コメント】
最後尾から巻き返しを狙ったアルボンはDRSトレインに苦戦。僚友サインツの表彰台を祝福「チームにとって素晴らしい結果」
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは13位でレースを終えた。
アルボンは、土曜日に行われた予選のQ1で、左のフロントタイヤがターン1のイン側のウォールにぶつかったことでダメージを負った。予選は最下位だったが、失格のエステバン・オコン(アルピーヌ)が最後尾からのスタートになったため、アルボンはひとつ繰り上がって19番手からレースをスタート。1周目にピットに入り、18番手から追い上げていたアルボンは、15周目に2回目のピットインでハードタイヤに履き替えてタイヤ交換義務を消化した。
17周目、アルボンはターン5でイン側からフランコ・コラピント(アルピーヌ)を追い抜こうとした際に接触。10秒のタイムペナルティを受け、ペナルティポイントを2ポイント科された(この12カ月間の累積は合計4ポイント)。アルボンはそのまま最後まで走り続けて11位でフィニッシュし、10秒のタイムペナルティを加算して、最終的な結果は13位となった。
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)
決勝=13位(51周/51周)
19番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「まず、今日はチームにとって素晴らしい結果だった。そしてカルロス(・サインツ)にとっても、長い間待ち望まれていた結果が出た。カルロスは本当にクリーンな週末を過ごしたし、マシンも速かったので、その結果を見ることができたのは素晴らしかった」
「残念ながら昨日の予選のせいで、レースに向けて不利な立場になってしまったと思う。今日は速くなると予想していたし、クリーンエアのなかで走れた時はコース上で速かった。今日はデグラデーションがかなり少なかったが、DRSトレインに足止めされて前に進むのに制限がかかり、あまりまとめられないときがあった。シンガポールはまったく違うコースだ。だから今週末のあらゆることを分析し、次回は多くのポイントを獲得したい」