
【】体調不良のラッセルが2位表彰台「走り終えた時には心底ほっとした」メルセデスがフェラーリを抜いてランキング2位に
9月22日
2025年F1アゼルバイジャンGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは2位表彰台、アンドレア・キミ・アントネッリは4位を獲得した。
ラッセルはレース序盤、アントネッリとポジション争いをするなかで角田裕毅(レッドブル)に抜かれてしまったが、10周目にポジションを取り戻し、5番手を走行。ミディアムタイヤのアントネッリが18周目にタイヤ交換を行い、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が20周目にピットに入ったことで、ラッセルは3番手に上がった。
2番手を走るカルロス・サインツ(ウイリアムズ)がミディアムタイヤからハードに交換するために27周目にピットイン。ハードタイヤのラッセルは2番手に上がった後も39周までステイアウトし、サインツとアントネッリをオーバーカットする形で2位でチェッカーを受けた。
アントネッリはサインツに仕掛けるところまではいかず、表彰台には届かなかった。
メルセデスは30ポイントを獲得。コンストラクターズ選手権2位争いのライバルであるフェラーリはわずか6ポイントに終わったため、両者の順位が入れ替わり、メルセデスが2位に浮上した。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(51周/51周)
5番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「再び表彰台に上がることができて本当にうれしい。ここ数戦は厳しい展開が続いていたし、この週末は(風邪で)体調が良くなかった。それが今日のレースをさらに難しくしたが、2位でフィニッシュできて本当に満足している。チェッカーフラッグを見たときは心底ほっとしたよ!」
「(3位を獲得した)カルロスとウイリアムズにもおめでとうと言いたい。彼らにとって、価値ある結果だったと思う」
「僕たちの側では、マシンのフィーリングは常にとてもよかった。キミも素晴らしい走りで4位をつかんでくれた。コンストラクターズ選手権でフェラーリやレッドブルと2位を争う上で、これは重要なポイントだ。この結果を土台に、残り7戦の接戦を戦っていきたい」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(51周/51周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「ここ最近のレースと比べれば、今日ははるかに良いグランプリだった。ただ、表彰台に届かなかったことには少し悔しさもある。終盤の数周はカルロスに近づいていたが、DRS圏内に入るだけのペースがなく、オーバーテイクのチャンスを作れなかった。彼は素晴らしい仕事をしたと思うし、彼とウィリアムズに祝福を送りたい」
「もっと上を狙いたかったが、それでも今日の結果は悪くなかったし、ジョージが2位に入ったことで、チームにとって良い日となった。フェラーリより大量にポイントを獲得できたのはポジティブで、コンストラクターズ選手権でも2位に返り咲いた」
「全体的にフィールドのペースは拮抗しているが、バクーで得た勢いを2週間後のシンガポールにつなげたい」

(autosport web)