
【】「本当にきつかった」ローソン、角田のプレッシャーに耐えてキャリア最高の5位。レーシングブルズはW入賞で選手権6位に
9月22日
2025年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レーシングブルズのリアム・ローソンは5位、アイザック・ハジャーは10位だった。チームはダブル入賞を果たし、11点を獲得、コンストラクターズ選手権においてアストンマーティンを抜いて6位に上がった。
ローソンはグリッド位置の3番手をファーストスティントを通して維持して走行。4番手を走るアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がピットインした2周後の20周目にタイヤ交換を行った。コースに復帰する際に、アントネッリのすぐ前で出たものの、タイヤが冷えていたこともあり、すぐに抜かれてしまった。終盤にはジョージ・ラッセル(メルセデス)にオーバーカットされ、さらに順位を落とした。
角田裕毅(レッドブル)が38周目にピットストップを行った後、ローソンのすぐ前でコースに復帰。しかしローソンは温まったタイヤですぐに抜き返し、5番手につけた。その後は、ローソンの1秒以内に角田がとどまり続け、さらにそのすぐ後ろにはランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続き、4台による5番手争いに。しかしローソンは、後方からの激しいプレッシャーにもかかわらず、一切ミスをすることなく終盤10周以上にわたってポジションを守り、キャリア最高位の5位でフィニッシュした。6位角田との差は0.518秒だった。

ハジャーはレース序盤にノリスの前に出たものの、5周目にはノリスとシャルル・ルクレール(フェラーリ)にかわされ、8周目にはルイス・ハミルトン(フェラーリ)に抜かれて10番手となった。
ミディアムタイヤスタートだったが、前半に長いスティントを取り、29周目にタイヤ交換。10番手でコースに復帰し、比較的孤独なレースで10位1ポイントをつかんだ。
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(51周/51周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「最後の10〜15周は本当に厳しかったので、レースを走り終えて、報われたように気持ちになった。もちろん、スタート位置を考えれば少し残念ではあるが、現実的には前のドライバーたちと戦える速さはなかった。それでも常に望みは持っていたんだけどね」
「5位という結果は僕たちにとって大きなものだし、現状の選手権を考えればなおさらだ。チームのおかげで週末を通して良いマシンで走れた。それによってポイントを持ち帰ることができたのでうれしい。全力を尽くしたよ!」

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(51周/51周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「レーススタート前に油圧系の問題が発生したが、チームが素晴らしい仕事をして、時間内にすべて修復してくれた」
「スタートの蹴り出しはとても良かったけれど、残念ながら昨日と同じく大きなミスをしてしまい、ふたつポジションを落とした。ハードタイヤでは素晴らしいペースがあったが、ミディアムではあまり良くなかったので、その理由を調査する必要がある」
「とはいえ、この週末から多くのポジティブな要素と学びを得ることができた。リアムは完璧なレースをしたね。チームとしてダブル入賞できたことを本当にうれしく思う。次のシンガポールが楽しみだ。良い結果を出せる自信があるよ」
(autosport web)
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