
【】フェルスタッペンが6度目のグランドスラムでマクラーレン勢に近づく。タイトルについては「次のレースを見てみよう」
9月22日
2025年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ポール・トゥ・ウインを達成した。この勝利は、通算67回目、シーズン4回目に当たる。さらに、レース全周回をリードし、ファステストラップも記録、自身6度目のグランドスラムを成し遂げた。グランドスラムの回数で、フェルスタッペンはルイス・ハミルトン(フェラーリ)と並び、最多8回のジム・クラークに次ぐ2位となった。
スタート後もトップのポジションを守ったフェルスタッペンは、レース前半はカルロス・サインツ(ウイリアムズ)、後半はジョージ・ラッセル(メルセデス)を寄せ付けることなく余裕を持って走り、最後から2番目の周にファステストラップを記録、最終的にラッセルに14.609秒の大差をつけてチェッカーを受けた。
ドライバーズランキング首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が今回ノーポイント、2位ランド・ノリス(マクラーレン)が7位6ポイントにとどまったため、ランキング3位のフェルスタッペンは、ノリスとの差を44ポイント、ピアストリとの差を69ポイントに縮めた。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(51周/51周)
1番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
ファステストラップ:1分43秒388(50周目)

「素晴らしい週末だった。今日は本当にペースが良くて、かなり順調なレースになった。グリッド先頭からスタートできたことが鍵となり、タイヤマネジメントもうまくいった」
「最初のスティントもうまく進められ、計画どおりにすべてを実行できた。僕たちの戦略は、ハードタイヤで始めて、その後ミディアムに切り替えるというものだったが、幸いレース中盤にセーフティカーが出なかったので、それが乱されることもなかった」
「ここは厳しいコースだ。レイアウトが難しく、さらに風もとても強いため、常に壁に当たらないよう気をつけなければならないんだ。でもマシンには満足しており、しっかりペースをコントロールできて、メルセデスに対してかなり大きなギャップを築くことができた」
「全体として素晴らしい週末だったし、直近2戦は間違いなく最高だった。どちらも低ダウンフォースのサーキットなので、他のコースでどうなるかを見ていきたい」
「もちろんこの勢いを維持していければ良いと思うが、今はただこの瞬間を楽しんでいる。自分がやっていることに本当に満足しているし、チームとの関係もとても良好だ。マシンがうまく機能すれば、すべてがうまくかみ合う」
(レース後のインタビューで、タイトル獲得の可能性について聞かれ)「現時点でそれについて言うのは難しいけれど、この2戦は間違いなく僕たちにとって素晴らしいものだった」
「シンガポールはハイダウンフォースで、再び全く異なる挑戦になる。そこで何ができるか見てみるつもりだ」

(autosport web)
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