
【】角田裕毅、レッドブルでの自己最高6位「何かをつかんだ」ローソンとの戦いでは「選手権を考えリスクを冒さないと判断」
9月22日
2025年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は6番グリッドから6位でフィニッシュし、8ポイントを獲得した。レッドブル移籍後、入賞したのはこれが5戦目で、順位としてはレッドブルでのベストリザルトだった。
6番グリッドからハードタイヤでスタートした後、いったんジョージ・ラッセル(メルセデス)を抜いたが、10周目に抜き返され、6番手に戻った。ファーストスティントを長く取ったため、一時は3番手に浮上。38周目にタイヤ交換を行い、コースに復帰したところ、リアム・ローソン(レーシングブルズ)のすぐ前に出たが、バトルの末に、角田はローソンの後ろ6番手となった。
その後は、ローソン、角田、ランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がDRSトレイン状態で走行。一切ミスが許されない状況のなか、角田はローソンの0.518秒後ろ、ノリスの0.419秒前でフィニッシュ、6位を獲得した。

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=6位(51周/51周)
6番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

「アゼルバイジャンでとても力強い週末を過ごすことができました。長い間求めてきたパフォーマンスを示すことができたので、このチームでの自己ベストリザルトを挙げられたのは、当然の結果だと感じます」
「昨日の予選で良いポジションを獲得し、フリー走行のロングランで示した有望さを決勝で生かしたいと思っていました。ミディアムでもハードでもタイヤのデグラデーションがほとんどなく、誰も特にペースが落ちなかったので、オーバーテイクは難しかったですが、それでも6位には満足しています」
「チームから大きなサポートを受けてきたので、それに重要なポイントで応えられたのは良かったです」
「今週末、マシンに加えた変更はしっかり機能し、これまでのレースデーよりも高い競争力を発揮できました。僕はバクーに入る前に、最大限のパフォーマンスを引き出すため、トラック外でも多くの努力を重ねてきました。そして、今日は正しい方向へ一歩進めたと思います。自分が、今後のレースに持ち込める何かを解き放つことができたと感じています」
「また、(優勝した)マックス(・フェルスタッペン)には心からの祝福を送りたいです。彼は最高の走りをしました」
「チームはとても高いレベルで機能しているので、この勢いを継続したいです。シーズンの終わりまで、僕たちは何ひとつ諦めません」
(レース後のインタビューで、ローソンおよびノリスとのバトルについて聞かれ)「楽しめましたが、同時に、とても大変でもありました。後ろにマクラーレンがいたからです。チームのコンストラクターズ選手権とマックスのドライバーズ選手権のことを考えると、難しい状況でした」
「リアムを攻撃できるチャンスはたくさんありましたが、リスクが大きすぎました。マクラーレンが僕たちふたりをまとめて抜いてしまう可能性があったんです。レッドブルとしてはそれは望ましくありません。だから挑戦しなかったのは正しい判断だったと思いますし、同時に楽にオーバーテイクできるだけのペースは自分にはありませんでした」

(autosport web)
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