【決勝日コメント】
PUトラブル、2台が壁に接触、戒告…マクラーレンは“散々な一日”に。ノリス「小さなミスが高くついた。学習に遅れ」
2025年F1アゼルバイジャンGPの金曜、マクラーレンのランド・ノリスはフリー走行1=1番手/フリー走行2=10番手、オスカー・ピアストリはフリー走行1=2番手/フリー走行2=12番手だった。今回マクラーレンは、申告すべきアップデートコンポーネントは導入していない。
FP1では、チームがノリスのマシンのフロント部に器具を置き忘れてコースに送り出し、すぐさまピットインするよう指示するというアクシデントがあった。さらに、ピアストリのパワーユニット(PU)に不具合が見つかったため、彼は走行時間の一部を失った。
FP2ではふたりともウォールに接触。ピアストリは新品ソフトタイヤで良いタイムを出す機会を失い、ノリスはマシンにダメージを負い、その後、走行することができなかった。
またピアストリはFP2でイエローフラッグ下で十分な減速を行わなかったとして、ドライビングに関する戒告を受けている。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=1番手(1分42秒704/19周/ソフトタイヤ)/フリー走行2=10番手(1分42秒199/7周/ソフトタイヤ)
「小さなミスだったが高くついてしまい、少しフラストレーションを感じる。でも、何もしないより、プッシュして限界を見つけに行く方がいい。あの時までは一日が順調で、マシンのフィーリングも良かったので、まだ悪くない位置にいる。接戦になりそうだが、土曜日に向けてできることをやっていく」
(走行直後のインタビューで語り)「燃料をたくさん積んだ状態でタイヤを試したかった。今年は昨年よりも柔らかいコンパウンドだからね。でも仕方ない。なんとか挽回するしかない」
「今年のコースは去年とはかなり違っていて、全体的にとても速くなっている。そしてタイヤは、モナコやイモラで使ったぐらいで、あまり使う機会のない、よりソフトなコンパウンドだ」
「今は学習の面で遅れている。僕にとってもオスカーにとっても、散々なセッションだった。彼もマシンに少し苦しんでいるようだったが、明日どこまで取り戻せるか見てみよう」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=2番手(1分43秒014/14周/ソフトタイヤ)/フリー走行2=12番手(1分42秒295/23周/ソフトタイヤ)
「今日は複雑な一日だった。速さはあるが、それを引き出すのが簡単ではなかった。FP1では問題が起きたものの、チームが素晴らしい仕事をしてくれて、すぐにコースに戻ることができた。FP2ではいくつか試したことがあり、それが前進を続ける助けになったように思う」
「この進歩を続けていくために、何を変更すべきかを今夜調べてみる。今日から得られたポジティブな点は多いので、明日何ができるか楽しみにしている」