アイルトン・セナが米国自動車殿堂入り。MP4/7Aの披露や特別ゲスト参加の受賞式典が9月25日にライブ配信
1994年にレース中の事故で亡くなるまで、F1ワールドチャンピオンに3度輝いたアイルトン・セナが2025年に米国自動車殿堂入りすることになった。9月25日にデトロイトで開催される受賞式典がライブ配信される。
米国自動車殿堂は、1939年に自動車産業に貢献した人々の功績を称え、永続することを目的に設立された。これまで多くの自動車著名人などが殿堂入りしており、2025年度はセナに加え、ダイムラーAGの元CEOであるディーター・ツェッチェ博士、曲技飛行パイロットとテストドライバーのベティ・スケルトン、ジャーナリストのデイビット・E・デイヴィスが選出され、殿堂入りすることになっている。
今回、正式に殿堂入りするセナは、マクラーレン・ホンダ在籍時の1988年、1990年、1991年にF1チャンピオンを獲得し、ウイリアムズに移籍した1994年5月1日に行われたサンマリノGPで、34歳の若さで命を落とした。F1通算41勝、ポールポジション65回という成績に加え、キャリアの多くをホンダとともに戦ったことから、日本では“音速の貴公子”として愛された。
9月25日にアメリカ・デトロイトで開催される受賞式典には、セナ・ブランドのCEOでアイルトンの姪であるビアンカ・セナ氏が参加。式典は米国東部時間18時(日本時間で26日8時)に世界同時ライブ配信が行われる。式典では追悼スピーチのほか、1992年にセナが駆ったマクラーレン・ホンダMP4/7Aの披露、他の受賞者や特別ゲストへのインタビューなども行われる予定だという。
米国自動車殿堂のプレジデントを務めるサラ・クック氏は「この世界の自動車殿堂へ殿堂入りすることは、自動車業界における最高の栄誉だ。自動車業界に最も顕著な貢献を果たした人々を、世界中からのファン、家族、そして同僚の皆さんに最前列で称える体験を提供できることは、大変光栄に思う」と述べている。
受賞式典ライブ配信の視聴登録は以下の公式サイトまで。
●https://www.automotivehalloffame.org/senna-hall-of-fame-japan/
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