【決勝日コメント】
フェラーリのルクレール「4位は全力の結果」 夢の週末を過ごしたハミルトン「いつかティフォシに優勝を捧げる」
2025年F1イタリアGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは4位、ルイス・ハミルトンは6位だった。
4番グリッドのルクレールはスタート直後、3番グリッドのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と激しいポジション争いを繰り広げ、2周目に3番手に浮上。しかし6周目にピアストリに抜き返され、再び4番手に戻った。
33周目にタイヤ交換を行い、41周目には再び4番手に浮上し、ポジションを維持。3位ピアストリと4.273秒差でフィニッシュした。
ハミルトンは予選で5番手だったが、前戦オランダGPでの違反により、今回5グリッド降格ペナルティを受けたため、10番グリッドからスタートした。
1周目に8番手に上がり、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)を抜いて、7周目には6番手に。前を走るルクレールとジョージ・ラッセル(メルセデス)より長くファーストスティントを取り、38周目にピットイン。最終スティントは再びラッセルの後ろを走り続けた。
ファーストスティントではラッセルの約1.5秒後ろまで迫っていたハミルトンだが、自身のタイヤ交換を終えた直後は、その差は6秒以上に広がっていた。ラッセルをより新しいタイヤで追ったものの、最終的に4.568秒差の6位という結果になった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=4位(53周/53周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「全力を出し切った。スタート直後にオーバーテイクした後、3番手を守ろうとしたが、タイヤのオーバーヒートでグリップを失い、オスカーを抑えるのが難しかった」
「最終的に今日は勝利を争うだけのペースを見つけることはできなかったが、それでもすべての力を出し切って、最大限の結果をつかんだ」
「モンツァはいつも僕たちにとって特別なレースだ。ティフォシからの信じられないほどの声援は、僕たちにとって大きな意味を持つ。来年は表彰台の最上段に立って、誇らしく思ってもらえるよう、全力を尽くす」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=6位(53周/53周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日は堅実な仕事ができた。とても快適に走ることができたんだ。ペナルティにより、良い結果を出すのが難しかったけれど、最高のパフォーマンスを発揮するために全力を尽くした」
「ここモンツァでフェラーリのドライバーとして走り、ティフォシからの途方もない愛情を受けることができて本当に光栄に思う。今週末懸命に働いてくれた全員に心からありがとうと言いたい。共に果たしつつある前進に感謝する。Grazie a tutti(みんな、ありがとう)」
(レース直後のインタビューで語り)「(ティフォシからの熱心な応援は)これこそ人が望みうるすべてだ。当然、トップで戦えればうれしいけれど、こうして迎え入れてもらえるだけでも、最高の気持ちになる。サーキット中がフェラーリ一色なんだ」
「このチームのために走るのは夢のようなことだ。いつかあの表彰台の頂点に立つために、できる限りの努力をするよ。それが僕の夢だ」