フェルスタッペン、F1史上最速ラップでポール獲得「記録にはこだわらないが、うまく改善できたことがうれしい」
2025年F1イタリアGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシーズン5度目のポールポジションを獲得した。2番手のランド・ノリス(マクラーレン)との差は0.077秒だった。
Q3での1回目のアタックでは、1分18秒923のタイムで、今週末初の18秒台で暫定トップに立った。最後のアタックでは、マクラーレンのノリスもオスカー・ピアストリもタイムを上げて18秒台に入ったものの、フェルスタッペンはさらにタイムを削り、1分18秒792でポールをつかんだ。
フェルスタッペンのタイムはモンツァでの新たなラップレコードであり、平均速度264.682km/h(164.466mph)はF1史上における予選最高にあたる。また、レッドブルで45回目のポールを獲得したことで、フェルスタッペンは、セバスチャン・ベッテルを抜いて、レッドブルでの最多ポール獲得ドライバーになった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 4番手(1分19秒498/18周)
予選 1番手(Q1=2番手1分19秒455:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分19秒140:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分18秒792:ソフトタイヤ)
「今日は素晴らしい一日だった。このサーキットでこれほどの競争力を発揮できてうれしい。ここでポールを取ることは大きな出来事だから、この成功を祝いたい。確実に自信につながった」
「ここはいつ走っても難しいサーキットだ。低ダウンフォースで思い切り攻め、完璧にエイペックスを取らなければならないんだ」
「最速ラップを記録できたのはうれしいことだけど、この種の記録は多くの要素に左右されるから、あまりこだわっていない。新しいターマックも助けになった。セッションごとに少しずつ良くなっていったことは良かった。それがまさに狙いだったからだ」
「マシンは良いウィンドウに入り、はるかに自信をもってコーナーを攻めることができた」
「もちろん、明日の目標は優勝だ。マクラーレンはかなり強力なので、倒すのは簡単ではないが、もしタイヤのフィーリングが良ければ、勝てる可能性はある」