ガスリー、アルピーヌF1との契約を2028年まで延長「このチームこそが将来を託すべき場所」
BWTアルピーヌF1チームは9月6日、ピエール・ガスリーとの契約を2028年シーズン終了までに延長したことを発表した。2023年シーズンより同チームに加入したガスリーは、6シーズンを母国フランスのチームとともに戦うことになる。
アルピーヌF1契約延長にあたり、「ピエールはトラック上でのパフォーマンスとF1パドックにおける地位を絶えず高め、スピード、安定性、リーダーシップを発揮してきた。これまでに私たちとともに2度の表彰台(2023年オランダGP、2024年サンパウロGP)を獲得し、2024年シーズンのコンストラクターズ選手権6位達成に重要な役割を果たした」と、ガスリーを高く評している。
「アルピーヌとの長期契約を結び、将来を託せることを大変嬉しく思う」と、ガスリーはコメント。
「特にフランス人として、フランスの自動車メーカーのためにドライブできることは大きな誇りだね。2023年に加入して以来、このチームこそが将来を託すべき場所だと常に感じてきた。フラビオ(・ブリアトーレ/アルピーヌF1エグゼクティブ・アドバイザー)の僕への支援と信頼、フランソワ(プロボスト/ルノーグループCEO)のF1プロジェクトへの献身、そしてエンストンに集うチームメンバーの存在が、この決断を自然なものとなった。今後もここに留まり、レースと世界選手権の勝利という共通の目標を達成したい。僕たちは皆、この特別な物語をともに紡いでいくんだ」
そして、アルピーヌF1エグゼクティブ・アドバイザーとして、事実上チームを率いるブリアトーレは「私がチームに復帰して以来、BWTアルピーヌF1チームの競争力を構築し成長させることがいかに重要か、常に述べてきた」と語った。
「2026年に始まるF1新時代に向け万全の準備を整え、今や将来を見据えた主力ドライバーの確保も実現した。ピエールはこの困難な時期においてチームにとって計り知れない財産だ。彼の姿勢、献身、才能には深く感銘を受けており、このプロジェクトを長期にわたりともに推進していくことを楽しみにしている」
アルピーヌF1は今季を持ってルノー製パワーユニットの使用を終え、2026年シーズンよりメルセデスのPUとギヤボックスを使用する。メルセデスPUを使用するという大変革を控えるなか、チームのエースであるガスリーとの契約延長はポジティブな話題に違いない。