2025.09.06

【初日コメント】
トップ3が0.1秒以内で、初日最速ノリスが警戒「普段は1秒差なのに」/ピアストリの違反でマクラーレンに戒告


2025年F1第16戦イタリアGP金曜 ピットレーンでの列に並ぶランド・ノリス(マクラーレン)
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 2025年F1イタリアGPの金曜、マクラーレンのランド・ノリスはフリー走行1=6番手/フリー走行2=1番手と、初日最速タイムを記録した。FP1ではルーキー枠で育成ドライバーのアレクサンダー・ダンが今年2回目となる出場を果たし16番手。オスカー・ピアストリはFP2から登場し、4番手だった。

 ノリスのFP2での最速ラップから、2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)は0.083秒差、3番手のカルロス・サインツ(ウイリアムズ)は0.096秒差と、トップ3がわずか0.1秒未満の中に並ぶ結果になった。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第16戦イタリアGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 マクラーレンは今回、アップデートコンポーネントとして、フロントサスペンション、フロントウイング、リヤウイング、ビームウイングの変更を申告している。

 ピアストリは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のコースオフによる赤旗後、セッション再開時刻が確定する前にピットレーンのファストレーンに進入したことで調査対象になったが、チームが戒告処分を受けるにとどまった。

 レースディレクターのイベントノートには、「フリープラクティスまたは予選が中断された場合、再開時刻が公式メッセージシステムを通じて確認された後にのみ、マシンはファストレーンに入ることができる」と記されている。

 マクラーレンはスチュワードに対し、赤旗後のトラッククリアのメッセージに反応してしまったと、過ちを認めた。

 スチュワードは、この件は、予選ではなくフリープラクティスで起き、これによりスポーツ上の利益を得る可能性はなかったとして、マクラーレンに戒告処分を与えるにとどめた。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=6番手(1分21秒021/28周)/フリー走行2=1番手(1分19秒878/28周)

ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第16戦イタリアGP ランド・ノリス(マクラーレン)

「今のところ、僕にとっては少し接戦すぎる気がするが、悪い位置ではない。改善すべき点はいくつか残っているけれど、それでもタイムシートのトップにいるのは良いことだ」

「セッションのなかでパフォーマンスが向上したのはポジティブだ。でもライバルたちは依然として僕たちに迫っている。FP3と予選に向けてさらにもう一歩前進できるように、今夜、何ができるかを見極め、しっかり取り組みたい」

(走行直後のインタビューで語り)「普段ならこの段階で、他の皆に1秒くらいの差をつけているはずだ。でも今のところライバルたちが近すぎて、僕にとってはあまり好ましくない状況だね」

「悪くはないし、トップを維持するために改善できる細かい点はあると思う。でも他のドライバーたちとの差が小さすぎるから、もう少しギャップを広げて余裕を持ちたい」

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第16戦イタリアGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=走行せず/フリー走行2=4番手(1分20秒059/29周)

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第16戦イタリアGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

「今日は1回のセッションだけで短い一日だったが、すぐに良いスタートを切ることができ、すべてが順調に感じた。FP1でサポートしてくれたアレックスに感謝したい」

「予選にできるだけ強い状態で臨めるよう、いくつか調整を行う必要はあるが、2回目のソフトタイヤでの走行で良い感触を持ったので、自信を感じている。明日が楽しみだ」

(走行後のインタビューで語り)「(上位勢のタイムが接近していることに)少し驚いた。上位のメンバーも意外だったしね。ウイリアムズはどちらのセッションでも強かった。明日も上位にくるかどうかみてみよう。いずれにせよ今週末も接戦になりそうだ」

アレクサンダー・ダン(マクラーレン)
2025年F1第16戦イタリアGP アレクサンダー・ダン(マクラーレン)

■アレクサンダー・ダン(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=16番手(1分21秒606/26周)/フリー走行2=走行せず

アレクサンダー・ダン(マクラーレン)
2025年F1第16戦イタリアGP アレクサンダー・ダン(マクラーレン)

「良い一日だったよ! 多くのことを学んだし、走行中にどうすれば快適か、何を改善すべきかを把握できたのはよかった。限界を超えないよう注意しつつ、チームにとって有益な情報を集めることができたと思う」

「再びMCL39に乗る機会を与えてくれたチームに、ありがとうと言いたい。心から感謝している」



(autosport web)

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