初FP1で4番手タイムを記録したマクラーレン育成ダン、イタリアGPで2回目のフリー走行に臨む
マクラーレンは、今週末のF1第16戦イタリアGPで、有望な若手ドライバーのアレクサンダー・ダンがフリー走行1回目でMCL39をドライブすることを発表した。ダンがFP1に参加するのはこれが2回目だ。
マクラーレンの育成プログラムの主要メンバーである19歳のアイルランド人ドライバー、ダンは、歴史あるモンツァ・サーキットでのFP1で、チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリのマシンをドライブする。ダンは第11戦オーストリアGPで初めてFP1に参加し、ピアストリにわずか0.069秒差で4番手タイムを記録して、強い印象を与えた。ダンのパフォーマンスは期待の新人としての彼の潜在能力を示しており、今週末のモンツァでの走行は、F1の最も有名なコースのひとつで彼の実力を証明するさらなる機会となる。
ダンは現在ロダン・モータースポーツからFIA F2に参戦しており、チャンピオンシップタイトルの候補で、リーダーのレオナルド・フォルナローリに30ポイント差でドライバーズ選手権5位につけている。今年の初めにダンは一時的にランキング首位に立ち、その安定性とスピードを示した。またダンはF1とF2以外にも、フォーミュラEのネオム・マクラーレン・フォーミュラEチームのリザーブドライバーを務め、シーズン11のテストセッションに参加した経験を持っている。
ダンはモンツァでの走行の重要性を強調し、来たるFP1セッションへの熱意を表明した。
「今週末のモンツァで、マクラーレンとの2度目のFP1を走ることにとても興奮している」とダンは語った。
「オーストリアでの初走行は、僕にとって本当に特別なものだったが、歴史と名声のあるモンツァというサーキットでふたたび走ることができるので、とてもうれしくなる。だから、本当に楽しみにしている。強力だったオーストリアでの走りをもとにさらに改善を図り、週末に向けてランド(・ノリス)とオスカー(・ピアストリ)をできる限りサポートできればと思っている」
ダンは、イタリアGPに向けたマクラーレンの準備に貢献することを目標にしており、スピードの殿堂モンツァで貴重な経験を積みながら、自身の能力をさらに発揮することを目指している。マクラーレンが若い才能を育て続けるなか、ダンがオーストリアで見せた傑出したパフォーマンスを再現できるか、もしくはさらにそれを上回ることができるかどうかに注目が集まるだろう。