【決勝日コメント】
ハースは1ストップ戦略でダブル入賞。オコン「チームとしてお互いに協力し、DRSを使わせて一緒にプッシュし続けた」
2025年F1第15戦オランダGPの決勝レースが行われ、ハースのオリバー・ベアマンは6位、エステバン・オコンは10位に入賞した。
ベアマンは、予選後にFIAのテクニカルデリゲートの許可なくパワーユニット(PU)のコンポーネントを交換したため、ピットレーンからレースをスタートした。最初のセーフティカー(SC)導入時にはステイアウトを選択し、53周目の2度目のSC導入時にピットイン。ハードタイヤからミディアムタイヤに履き替えたベアマンは11番手でコースに戻り、そこから3台をオーバーテイクした。ランド・ノリス(マクラーレン)のリタイアにより7位でフィニッシュしたが、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のペナルティに伴い、最終的な結果は6位となった。
18番手スタートのオコンもハードでスタートし、52周目にピットに入ってミディアムに交換した。ベアマンと同様に1ストップ戦略で、14番手でコースに戻り、最後はフランコ・コラピント(アルピーヌ)を抑えきり11位で完走。アントネッリのペナルティによりひとつ順位が繰り上がり、オコンは10位入賞を果たした。
■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=6位(72周/72周)
ピットレーン/タイヤ:ハード→ミディアム
「こんな結果は予想していなかったし、今日は間違いなくラッキーだった。時には適切なタイミングで適切な場所にいることが必要だ。戦略に関しては的確なコールがあり、マシンは速くて、チームは素晴らしい仕事をした」
「ピットレーンからスタートしなければならなかったのは少し不運だったが、エステバンとともにポイント圏内に戻れて嬉しい」
「チームは信じられないほど懸命に働いており、一歩一歩前進している。まだ取り組むべきことはあるけれど、正しい方向に向かっている」
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=10位(72周/72周)
18番手/タイヤ:ハード→ミディアム
「ダブル入賞できたことは、チームとしてとてもポジティブなことだ。2回目のセーフティカーについては少し不運で、おそらく3つか4つ順位を落とした。でも全体としてはとても満足しているし、オリーもいい仕事をした。僕たちにとって大きな意味がある」
「初めて表彰台を獲得した、同じフランス人のアイザック(・ハジャー)もよくやった。絶対に忘れられない1日になるだろう」
「僕たちはレース中は助け合った。チームとしてお互いに協力し、彼(ベアマン)にDRSを使わせて一緒にプッシュし続けた」