フェルスタッペン、母国表彰台を喜ぶ「ペースに苦しみ、マクラーレンとは戦えず。2位はラッキー」ハジャーへの称賛も
2025年F1オランダGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2位でフィニッシュ、オランダGPで5年連続の表彰台を獲得した。
ソフトタイヤでスタートしたフェルスタッペンは、スタート直後に前を行くマクラーレン勢にチャレンジ、ターン2で体勢を崩し、危うい場面があったものの、ランド・ノリス(マクラーレン)をかわして2番手に上がった。9周目にノリスに抜き返された後は3番手を維持、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)のクラッシュによりセーフティカーが出動すると、他の上位勢とともに23周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換した。
その後、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のクラッシュによるセーフティカー出動時に2度目のタイヤ交換を行い、ソフトタイヤを装着。最終スティントもマクラーレン勢に続く3番手を走行しており、順位は確定と思われたが、ノリスが終盤にトラブルによりストップしたため、フェルスタッペンは2位に繰り上がった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(72周/72周)
3番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト
「今日のレースで自分にとってハイライトだったのは、ポジションアップを狙い、オーバーテイクしようとしていた序盤だ。オーバーテイクできたのは良かったが、再びランドに抜かれた後、残りのレースではタイヤとペースを管理し、後続を抑えなければならないと分かっていた」
「1周目についてだが、マシンが少しスナップして、ターン2に砂が多かったので、少しドリフトしているような感覚だった」
「予選では大きな前進を果たせたけれど、今日の決勝ではロングランで苦戦し、後ろとの戦いになって、より難しかった。マクラーレン勢のペースにはレースで全く届かず、低速域でのタイヤの挙動とグリップにも苦しんだので、2位という結果は運が良かったと思う」
「アイザック(・ハジャー/レーシングブルズ)が初表彰台を獲得できたことを、本当にうれしく思う。彼は素晴らしい週末を過ごし、良いラップタイムを出していた。ルーキーとしてここで戦うのは簡単なことではないが、彼は本当に良い仕事をした」