【予選日コメント】
ハジャーが“最悪の初日”の後、予選自己ベスト4番手「予想もしなかった結果」レーシングブルズは3戦連続ダブルQ3
2025年F1オランダGPの予選で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは4番手、リアム・ローソンは8番手だった。レーシングブルズは3戦連続で2台揃ってのQ3進出を果たした。
ハジャーにとって予選4番手はここまでのベストリザルト。金曜日には、FP1でパワーユニット(PU)にセンサーの問題が起きたため、FP2の前にバッテリーとPUを交換したものの、FP2でコースに出た直後にセンサーに異常値が確認され、走行することができなかった。そのためハジャーは、FP1とFP3の2回のプラクティスだけで、予選に臨まなければならなかった。
土曜午前にFIAは、レーシングブルズがハジャーのパワーユニット(PU)に新しいエレメントを入れたことを発表した。シーズン4基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、シーズン6基目のエキゾーストシステムが導入されたが、すべてシーズン中に使用が許可されている基数のため、ペナルティは受けない。
ローソンは、予選Q1、Q2まではハジャーより上位に位置していたが、Q3でQ2での自分のタイムを上回ることができず、予選8番手という結果になった。
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
FP3 9番手(1分10秒166/21周)
予選 4番手(Q1=13番手1分09秒966:ソフトタイヤ/Q2=9番手1分09秒439:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分09秒208:ソフトタイヤ)
「とてもうれしい。チームにとって素晴らしい結果だ。昨日のパフォーマンスは良いものではなかったから、今日Q3に進出することを期待していなかったんだ。でも、肝心な場面で強力なラップを刻むことができた」
「リアムから激しくプッシュされていた。マシンのフィーリングは素晴らしかったよ。走行ごとに正しい改良を施していったんだ」
「明日に向けて自信を持っている。マシンはうまく機能しているので、レースペースが強力でない理由はない。レースは順調にいくはずだ。ターン1への視界は良好なことだし、ポジションを維持して、たくさんのポイントを獲得することを目指す」
(走行直後のインタビューで語り)「最高の気分だよ! 素晴らしい予選だった。昨日は僕にとって最悪な一日だったから、今日の結果は本当に予想外だった」
「FP3で良い感触を持ったけれど、Q3に到達するのは難しいだろうと思っていた。でも実際にはふたり揃ってQ3進出を果たした」
「彼(ローソン)から激しくプッシュされているなかで、最後のラップにすべてを賭けて、すべてを出し切った。素晴らしいラップを走れたのでうれしい」
「最近、レースペースが少し良くなっていると感じているから、それが大きな自信になるよ。マシンはとても良い状態だと思う。金曜日のリアムのロングランはとても速かった。レースに向けて大きな自信を感じる」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
FP3 11番手(1分10秒300/17周)
予選 8番手(Q1=5番手1分09秒779:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分09秒383:ソフトタイヤ/Q3=8番手1分09秒500:ソフトタイヤ)
「Q3に進めたのは良かったけれど、もちろん、常にもっと上位からスタートすることを目指している。予選全体を通して良いスピードを示し、期待を抱いていたが、残念ながらQ3でタイムが落ちてしまった。これについて調べる必要があるね」
「ザントフォールトではタイヤがとてもセンシティブで、風を受けながらバランスを取るのが難しい。サーキットはフィジカルで、オーバーテイクが困難なので、決勝では良いスタートを切ることが重要になるだろう。今日はマシンが高いポテンシャルを示し、チームにとってポジティブな予選になった」