2025.08.31

【予選日コメント】
形勢逆転、0.012秒差でポールを獲得したピアストリ「正しいタイミングでピークに達した」ノリス「世界の終わりじゃない」


2025年F1第15戦オランダGP ポールポジション獲得のオスカー・ピアストリと2番手ランド・ノリス(マクラーレン)
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 2025年F1オランダGPの予選で、マクラーレンのオスカー・ピアストリはポールポジション、ランド・ノリスは2番手を獲得した。

 フリープラクティスは3回すべてノリスの方が上位だったが、ピアストリは予選Q1でトップに。Q2でノリスが再び最速タイムを記録した後、重要なQ3をピアストリが制した。

 Q3の2回のランをふたりとも新品ソフトタイヤで実施。最初のアタック終了時点で、ピアストリが暫定トップ、ノリスが0.012秒差の2番手に続いた。最後のアタックラップでピアストリもノリスも自己ベストを更新できなかったが、他のドライバーに上回られることはなく、ピアストリは今季5回目のポールを獲得、ノリスはその隣のフロントロウを確保した。ピアストリにとって、第9戦スペインGP以来のポールだった。

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第15戦オランダGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 2番手(1分09秒214/15周)
予選 1番手(Q1=1番手1分09秒338:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分08秒964:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分08秒662:ソフトタイヤ)

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
フリオ・クルス(元サッカー選手)からピレリ・ポールポジション・アワードを授与されるオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

「まさに正しいタイミングでピークに達したといえるだろう。週末を通してかなり良い感触を持っていたと思うが、いくつかのコーナーではタイムが向上しなかった。結局そのコーナーに関してはタイムを削れなかったが、他の場所で速さを見つけることができた」

「ポールを獲れてものすごくうれしい。もちろんポイントが与えられるのは明日だけれど、予選前までは少し難しい週末になると感じていたので、ポールポジションを獲れたことに、とても興奮している」

「(ノリスとの戦いで形勢を逆転することについて)とにかく少しずつ積み重ねていくだけだった。プラクティスがたくさんあることの利点は、それをする時間があることだ」

「僕の場合、コースのなかですでに悪くはなかった部分をさらに改善することで、差を埋めることができた。まだ改善すべき点や取り組むべき点はあるが、全体的にはとても満足している」

「僕たちは毎週末、お互いを打ち負かそうとしている。そこにいくつかの不確定要素が絡んでくるので、明日何が起こるか見てみよう」

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第15戦オランダGP ポールポジション獲得のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 1番手(1分08秒972/16周)
予選 2番手(Q1=2番手1分09秒469:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分08秒874:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分08秒674:ソフトタイヤ)

ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第15戦オランダGP ランド・ノリス(マクラーレン)

(走行後のインタビューで、僅差で2番手になったことにフラストレーションを感じているかと聞かれ)「イエスでもありノーでもある。あと少しだった。週末を通して僅差だったから、どちらに転んでもおかしくなかった」

「自分がポールをつかめなかったことは少し残念だけど、良いラップをいくつか走ることができて、僅差だった。だから、世界の終わりというわけでもない」

「こういう風のコンディションだと、運に左右される部分も大きい。僕はこれまで運に恵まれていたのかもしれない。Q3の1回目のランでは良いラップを走れたけれど、ストレートで少し向かい風が吹いて、そこで0.01秒ほど失った。だからその分だけタイムを縮める余地はあったと言える」

「そうは言っても、良い位置にいるのは事実だ。今シーズン、僕たちは良い戦いをしているから、明日も楽しめるだろう」

ランド・ノリスとオスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第15戦オランダGP 予選2番手のランド・ノリスとポール獲得のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)


(autosport web)

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