新ウイング投入も、初日はパフォーマンスの改善ならず。レッドブルの問題は空力ではなく足回りか/F1 Topic
レッドブルがザントフォールト・サーキットで行われているF1第15戦オランダGPに新しいフロントウイングを持ち込んだ。
レッドブルの今年のマシン『RB21』は、低速域のコーナーでアンダーステアになる課題を抱えてきた。その問題は前戦ハンガリーGPでマックス・フェルスタッペンだけに投入された新しいフロントウイングでも解決されなかった。
今回、ザントフォールトに持ち込まれたフロントウイングは、ザントフォールトの低速コーナーで必要とされる荷重を得られるよう、最上段のアッパーフラップの面積を広げてある(赤矢印)。
もうひとつ、今回レッドブルが持ち込んだ新フロントウイングは、これまでのフロントウイングにはないアイディアが施されてあった。それは最上段のアッパーフラップのノーズとの接合部分が、スロープ状に延長され、まるで小さなフィンが追加されたようなデザインとになっている点だ(水色矢印)。
しかし、フリー走行2回目で5番手に終わったフェルスタッペンは、このアップデートに満足していない。
「今日はあまりいいところがなかった。以前からも課題となっている同じ問題に依然として苦しんでいる。マシンに様々な調整を試みたが、抱えている問題に変化は見られなかった。今夜にさらに改善点を探るが、劇的な変化は期待していない。このサーキットのレイアウトは僕たちのマシンに基本的に合っていないからだ。特に中速域の長く回り込むコーナーでかなり難しい状況だった」
この状況を見る限り、現在レッドブルが抱えている問題は低速域での空力ではなく、空力に頼りすぎたために硬くなりすぎた足回りのように感じる。もし、それが正しければ、レッドブルが中低速サーキットで浮上するには相当時間がかかりそうだ。