アメリカ人ドライバー不採用のキャデラック「F1で戦う以上、国籍より実力を優先すべき」
アンドレッティの当初のF1計画では、新たなチームではアメリカ人ドライバーをレースドライバーに起用する意向が強調されていた。しかしキャデラックが参戦を引き継いだ後、新チームボスは、市場に出ているなかで最も優秀なドライバーを確保することを決め、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスと契約した。
キャデラックF1チームの資金の大部分はTWGモータースポーツが出しているが、プロジェクトにはゼネラルモーターズ(GM)が深く関与しており、アメリカ人ドライバーを少なくともリザーブドライバーあるいは若手ドライバープログラムの一員に加えなければならないというプレッシャーは存在するはずだ。
チーム代表のグレアム・ロードンは、リザーブドライバーやジュニアドライバー候補との話し合いはまだ始まっていないと述べた。
「焦点はふたりのレースドライバーたちに置かれており、チェコ(セルジオ・ペレスの愛称)とバルテリのことを発表できる段階に到達できたことを大変うれしく思う」
「リザーブドライバーだけではなく、テストドライバー、シミュレータードライバーのポジションにも空きがある。非常に広範なシミュレータープログラムを展開しているので、舞台裏での役割は数多くあり、現在も作業を実施している」
「ある段階に到達したら、いずれキャデラックF1チームからさらなるドライバー発表が行われるので、楽しみにしてほしい。しかし、我々に言えるのは、まだ何も決定していないということだ」
少なくとも序盤の数年は、アメリカ人にこだわるよりも、実力あるドライバーを選ぶ必要があると、ロードンは言う。
「何らかの若手ドライバープログラムやアカデミープログラムを持つつもりだ。それを信じ、投資したいと思っている。しかし現時点で我々にはやるべきことが山ほどある」
「あとわずか数カ月で、尊敬すべき、非常に優れたチームたちとレースをしなければならない。一歩ずつ進んでいくしかない」
「私は以前にも新しいチームをF1に導いた経験があるので、ドライバーが違いを生みだす要素は多岐にわたり、彼らのさまざまな特性が変化をもたらすということを分かっている。それが、我々がバルテリとチェコとともにレースに参戦したいと思った主な理由のひとつだ。我々は強いチームを作ることができると思う。さまざまなことを今後も検討していく」
アメリカ人ドライバーがチームに加わる可能性について、さらに質問されたロードンは、いずれ実力的にふさわしいアメリカ人ドライバーが出てくれば、オールアメリカンが実現する可能性はあると答えた。
「ファンの視点から言えば、ファンはアメリカ人ドライバーと、アメリカ製のエンジンを使用するアメリカのチームを待ち望んでいることが、フィードバックから分かっている。それが実現する可能性は十分ある」
「我々は、ドライバーを含め、チームの全員が実力で選ばれるということを、一貫して語ってきた。今後、実力で公平に選ばれるアメリカ人ドライバーが現れない理由は見当たらない」
「これはF1だ。遊び場ではない。世界のモータースポーツの最高峰だ。しかし繰り返しになるが、将来その組み合わせが実現するのを阻む障害は見当たらない」