「マシンに対する自信が戻って嬉しい」「ひとつのミスも許されない状況ですべてを出し切った」/F1第14戦決勝コメント(1)
2025年F1第14戦ハンガリーGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)だ。
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(69周/70周)
15番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「最後のスティントはとても長くて、終わりがないように感じたよ! ハードタイヤでほぼ50周を走り切り、最後は毎周、最終コーナーの立ち上がりでなんとか耐えながら、ターン1でディフェンスをした。後ろのグループは明らかにグリップが優れていたが、何とか彼らを抑え切ることができた」
「フリーエアでのペースは良好だった。最後の1ポイントを取れたのはとてもうれしい。夏休み後にはもっと前方からスタートできれば、毎週末、多くのポイントを争えるはずだ」
「今週末を通して、マシンに対する自信が戻ってきたことを本当にうれしく思っている。リヤサスペンションを以前の仕様に戻したことで、かなり快適な感覚を持つことができた。昨日の予選は本当に残念だった。ペースは明らかに良かったんだ。今回の感触をシーズン後半に持ち込めるだろうから、楽観的な気持ちを持っているし、後半戦が楽しみだ」
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=9位(70周/70周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
「残念ながら、今週末全体が僕たちにとってうまくいかなかった。なぜそうなったのかを理解する必要がある」
「レース中はトラフィックの中で走ることになり、グリップにも苦しんだため、かなり厳しかった。高速では問題なかったが、低速および中速ではパフォーマンスが良くなかった。マシンは週末を通して扱いにくく、残念ながら、状況を好転させることができなかった。多くの点で理解すべき課題がある」
「いつものように、すべてを分析し、この週末から学びを得て、ザントフォールトに向けてさらなるパフォーマンス向上を目指していく」
「最終的に、この週末は僕たちの望んだ形にはならなかったが、これからサマーブレイクだ。家族や友人たちと過ごす時間を楽しみ、レースのことはあまり考えずに過ごしたい」
「まだたくさんのレースが残っているし、休み明けにはもっと良い結果を目指していけると思う。より安定した結果を目指し、常に挑戦を続けたい。たとえ今回は失望の残る結果であったとしても、前を向いて頑張り続けていくつもりだ」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(70周/70周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日の結果にはとても満足している。厳しいレースだったし、トラフィックの中でピットインのタイミングを見つけるのが難しかった。でも、マシンのスピードもタイヤのデグラデーションの状態もとても良好で、チームもすべてうまくやってくれた」
「マックスのようなドライバーを後ろに抑えるのは決して簡単なことではないが、僕たちの戦略がうまくいき、最後までポジションを守ることができた」
「最近数戦で安定した結果を出せているのは素晴らしいことだ。でも、何より大事なのは、この良い流れを休暇後にも維持し続けることだ」
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(70周/70周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「チームにとって素晴らしい一日であり、最初から最後まで堅実な週末だった。夏休みに入る前に16ポイントを獲得できたのは、大きな弾みになる」
「ただ、なぜここでは競争力が高かったのかを完全には理解できていないので、この週末から多くを学ぶ必要がある。より多くのサーキットでマシンをこの適正なウィンドウに収められるようになる必要がある。最終的にはこのレベルの競争力をより一貫して維持したいからだ」
「ザントフォールトは全く異なる種類のサーキットなので、休み明けにどうなるか見ていこう」
■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=6位(70周/70周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「この結果には本当に満足している。ここまでで最高の成績であり、チームとして僕たちが素晴らしい仕事をしている証でもある。正しい方向に向かって正しいステップを積み重ねてきた。これは僕たちが共に成し遂げることができることの、ほんの始まりに過ぎない」
「レースそのものは非常に激しく、精神的にも厳しいものだった。70周の間、ひとつのミスも許されない状況で、自分の持てるすべてを出し切ったし、全くミスを犯さなかった」
「僕自身のドライビングからチームの戦略、実行に至るまで、あらゆる機会を最大限に生かすことができた。この結果に関わったすべての人々に感謝している」
「前方には2度のワールドチャンピオン(アロンソ)、後方には4度のワールドチャンピオン(フェルスタッペン)がいる中でレースをするというのは、信じられないような経験であり、僕たちがどれだけ進歩してきたかを思い出させてくれる瞬間だった」
「サーキットの現場に来ているチームメンバー、そしてヒンウィルのファクトリーで働くメンバーを含め、このシーズン前半戦において関わってくれたすべての人々に感謝を伝えたい。僕たちが成し遂げたことは、全員が積み重ねてきた努力なしには決して可能ではなかった。今はただ、家族とこの瞬間を楽しみたいし、チームとしての進歩を祝いたい」