
【】レーシングブルズのローソンがフェルスタッペンを凌ぐ8位「マックスを抑え切るのは簡単ではなかった」
8月5日
2025年F1ハンガリーGP決勝で、レーシングブルズのリアム・ローソンは8位、アイザック・ハジャーは11位だった。
9番グリッドのローソンは、好スタートを決め、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)をかわして8番手に上がったが、翌周には抜き返された。9番手を維持しながら、1ストップで走り、レース終盤は、2ストップを選択したフェルスタッペンの前の8番手を走行。ローソンは約20周、その位置を守り切り、フェルスタッペンの3.194秒前でフィニッシュした。
10番グリッドのハジャーは、1周目にオリバー・ベアマン(ハース)に抜かれ、さらに跳ね上がったグラベルが手に当たるというインシデントにも見舞われた。ハジャーも1ストップで走り、最終スティントでは前を行くアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と10位を争ったが、バトルがブルーフラッグに妨げられたこともあり、11番手でのフィニッシュとなった。
レーシングブルズは、コンストラクターズランキングにおいて、アストンマーティンに抜かれ、8番手に落ちた。
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(70周/70周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「今日の結果にはとても満足している。厳しいレースだったし、トラフィックの中でピットインのタイミングを見つけるのが難しかった。でも、マシンのスピードもタイヤのデグラデーションの状態もとても良好で、チームもすべてうまくやってくれた」
「マックスのようなドライバーを後ろに抑えるのは決して簡単なことではないが、僕たちの戦略がうまくいき、最後までポジションを守ることができた」
「最近数戦で安定した結果を出せているのは素晴らしいことだ。でも、何より大事なのは、この良い流れを休暇後にも維持し続けることだ」

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=11位(69周/70周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「ポイントを逃すなんて、ただただ悔しいというほかない。週末を通してペースは良く、レースに向けて自信も持っていた。残念ながらスタートの蹴り出しがうまくいかず、1周目に全力を尽くしたが抜かれてしまい、トラフィックのなかで走ることになった。それでも、ミディアムタイヤでのペースは堅実だった」
「チームとリアムにとって良い結果であり、間違いなく多くのポジティブな点がある。マシンにはポテンシャルがあるので、大事なときにすべてをまとめる必要がある。ここ数戦は少し運がなかったが、シーズン後半に向けて楽観的に考えているよ。これからのことに集中し、夏休み明けにはより強くなって戻ってくるつもりだ」

(autosport web)
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