
【】フェルスタッペン、今季ワーストの予選8番手「謎の状況。解決策がなく、ペース不足が続いている」
8月3日
2025年F1ハンガリーGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは8番手という結果だった。
レッドブルは初日から低迷、土曜FP3でもフェルスタッペンは12番手にとどまった。
予選Q1を11番手で通過した後、Q2最初のランはユーズドタイヤで行い、暫定8番手。セッション直前に小雨がぱらついたが、Q2最終アタックの際には雨はやみ、コンディションが改善するなか、フェルスタッペンは新品ソフトでアタック、8番手でQ3に進んだ。
Q3開始時点で、新品ソフトタイヤが1セットしか残っていなかったため、フェルスタッペンは最初のランではユーズドタイヤを使用、暫定5番手につけた。最後に全員が新品ソフトでアタック、フェルスタッペンは1回目より良いタイムを記録したものの、5番手を守ることはできず、8番手に後退して予選を終えた。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムとの差は0.356秒。8番手はフェルスタッペンにとって、今季予選のワーストに当たる。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 12番手(1分16秒162/19周)
予選 8番手(Q1=11番手1分15秒736:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分15秒547:ソフトタイヤ/Q3=8番手1分15秒728:ソフトタイヤ)
「素晴らしい週末とは言えない。本当に何もうまくいかなかった。週末を通してペースがなく、グリップに苦しんでいて、残念ながら予選では各ラップで苦戦を強いられた」
「周回中のマシンバランスは良くなかったし、前後のアクスルともにグリップがかなり低かった。週末を通して多くのことを試したが、あまり答えは得られなかった」
「何をやっても大きな違いは出なかった。それは奇妙なことだ。通常であれば、週末の中でセットアップを変更すれば、何らかの反応があるからだ」
「素晴らしいパフォーマンスではなかったが、できる限りのことはすべて最大限やった。明日に向けてさらに調査していくつもりだ」
「今日はペースが良くなかったので、明日、前のマシンを抜くのは難しいだろう。とはいえ、何が起きるかは誰にも分からない」
(走行直後のインタビューで、金曜と比較してパフォーマンスに改善があったかと聞かれ)「解決策を見つけられなかった。チームとして多くのことを試したが、残念ながらどれもバランスに効果がなかったんだ」
「この週末に突然、マシンに多くの問題が出てきた理由を説明するのは本当に難しい。フロントにもリヤにも全くグリップがなくて、バランスを取るのが困難だった」
「現時点では少し謎だ。週末全体を通してずっとペースがないんだ」

(autosport web)
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