フェルスタッペンが走行中にタオルを車外に投げ捨て。レッドブルに警告処分が下る
F1ハンガリーGPのフリープラクティス2回目、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、走行中に、コクピット内に残されていたタオルを車外に投げ捨てた件について、スチュワードの調査を受けた。その結果、レッドブルに警告が与えられた。
FP2において、フェルスタッペンがターン3の出口で減速し、タオルを右側の芝に向かって投げ捨てたが、タオルはコース上に落ちた。フェルスタッペンは、タオルが足元でドライビングの邪魔になるのを避けるために車外に捨てたと説明、スチュワードはそれに理解を示す一方で、コースに出ていくマシンにタオルを置き忘れたチームに対しては、危険な状態でマシンを送り出したとして、警告を与えた。
スチュワードは、この処分について、次のように説明した。
「1号車がガレージからリリースされた直後、同車のドライバーがコクピットからタオルを投げ捨てる様子が確認された。ドライバーの説明によれば、ガレージ内にいる間にフェイスタオルが膝の上から座席の側面にずり落ちたが、チームはそれがコクピット内に残っていたことを把握していなかった。ドライバーはその存在に気づいた時、コースの右側ぎりぎりに移動し、できる限り車両およびコースから離れた場所へそれを投げ捨てようとした」
「スチュワードは、タオルが足元のスペースに入り込み、ドライバーの車両コントロール能力に支障をきたす可能性があり、従って当該車両は安全でない状態でリリースされたと判断する。スチュワードは、硬い物体(したがって潜在的に危険な物体)がコクピット内に残されるケースとは本件が区別されるものであり、そうしたケースに比べて重大性は低いと見なす。よって、チームに対して警告処分を科すことにした」