2025.07.28

【決勝日コメント】
メルセデスのラッセル「5位が精一杯。分析が必要」アントネッリは雨用セットアップで苦戦「全くオーバーテイクできず」


2025年F1第13戦ベルギーGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
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 2025年F1ベルギーGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは5位、アンドレア・キミ・アントネッリは16位だった。

 6番グリッドのラッセルは、低ダウンフォースのセットアップで走った。6周目にアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をパスして5番手に上がり、1ストップで走り、セカンドスティントでも最後まで同じポジションを走った。

 アントネッリが予選18番手に終わった後、チームは彼のパワーユニットのエレメントをパルクフェルメ下で交換した。シーズン5基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kが入れられ、アントネッリはピットレーンからのスタートになり、他にもピットレーンからのスタートを選択したドライバーがいたため、アントネッリは19番手でレースをスタートした。

 アントネッリのマシンは、雨を想定して高ダウンフォースのセットアップがなされていた。他の大部分のドライバーたちと同様に13周目にスリックタイヤに交換。ミディアムタイヤでのセカンドスティントで14番手まで上がったところで、チームは彼をポイント圏内に入れることを狙い、30周目に2回目のタイヤ交換を行うことを決めた。

 16番手でコースに復帰したアントネッリは、フレッシュタイヤでポジションを上げていくためプッシュ。しかしハイダウンフォース寄りのリヤウイングを選んでいたことで、オーバーテイクが難しく、16位のままフィニッシュした。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第13戦ベルギーGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(44周/44周)
6番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム

「今日達成できた最大の結果が5位だった。通常のライバルたちと比べて僕たちのペースは強くなく、その結果、孤独なレースを走り、5位でフィニッシュした。そういう状況にいるのは悔しいことだけど、それがこの週末の現実だった」

「僕たちにとって期待外れの週末だったから、スパで何が起きたのかをすぐに分析する必要がある。ここ数戦でライバルたちに対して後れを取った要因について、いくつか考えはある。夏休み前にはもう1戦グランプリが残っており、物事を正すチャンスがある。来週末のブダペストではそのことに集中するつもりだ」

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第13戦ベルギーGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=16位(44周/44周)
ピットレーンスタート/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム→ミディアム

「今日はウエットレースになると予想して、セットアップを変更することを選択した。最初の数周においてはそれが功を奏した。マシンのフィーリングは良く、何度かオーバーテイクを決めて順位を上げることができた」

「でも残念ながら、路面は急速に乾いていき、その後のレースでは、バトルの相手に対してストレートで不利になってしまった。他のマシンに接近することはできたが、オーバーテイクはできなかったんだ」

「そのため、別の戦略を試すことにして、2ストップに切り替えたが、結果は同じで、エステバン・オコンのハースの後ろに引っ掛かってしまった」

「スパでの週末は困難なものとなったが、すぐにリセットして、ブダペストでより強くなって戻ってくるチャンスがある。夏休みに入る前に良い流れを作りたいと考えており、僕自身もチームも、それを実現することに集中している」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2025年F1第13戦ベルギーGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)


(autosport web)

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