【初日コメント】
角田裕毅、0.056秒差でSQ3に届かず12番手。新パーツの到着は延期に「アップデートされるまで、現状での最善を尽くす」
2025年F1ベルギーGPの金曜、レッドブルの角田裕毅はスプリント予選で12番手という結果だった。0.056秒でSQ3進出を果たせなかった。
テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、「残念ながら裕毅はコンマ1秒差でカットオフタイムに届かなかった。2周目のターン4でミスを犯したのだが、それがなければSQ3に進出できただろう」とコメントしている。
なお、角田はスプリント予選において、不必要に遅い走行を行ったとして、ドライビングに関する戒告処分を受けた(今季2回目)。角田は、デルタタイムに関して判断を誤ったということだ。
■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP1 18番手(1分44秒492/23周)
スプリント予選 12番手(SQ1=13番手1分42秒912:ミディアムタイヤ/SQ2=12番手1分42秒184:ミディアムタイヤ)
「今日は最高の一日ではありませんでした。スプリント予選ではドライブに苦しみ、0.06秒届かずに(SQ2で)敗退しました。かなりの接戦でしたが、最善を尽くしました」
「今日もチームとして振り返りますが、振り返ると毎回、改善すべき点が見えてきます。それでもフラストレーションは溜まります」
「今回のレースで、僕のマシンに新しいパーツが投入される予定でしたが、残念ながらもう少し待たなければならなくなりました。ニューパーツが届くまで、現状で全力を尽くし続けます」
「エンジニアリングチームとして、現時点のセットアップにおけるパッケージに関して、うまく連携して取り組んでいます。ただ、タイトな状況なので、すべてをうまくまとめ上げる必要があります」
(走行直後のインタビューで語り)「正直に言うと、まだドライビングに少し苦しんでいるところがあります。(SQ3進出を)0.06秒差で逃しました。0.06秒というのは、本当に僅差です。とてもにタイトなセッションで、こういうセッションでは、すべての細かい要素が重要になります」
(インタビュアーから、「マシンの仕様がチームメイトのマックス・フェルスタッペンと同じになれば、ドライバーとしてのパフォーマンスの真のレベルが見えてくるのかもしれませんね」と言われ)「ええ、それまでは(現状のなかで)自分のベストを尽くします。(アップデートパーツが)僕のマシンにいつ届くのか分かりませんが、近いうちに届くと思います」
「エンジニアリングチームとの連携もうまくいっており、少なくとも、今あるパッケージの性能をセットアップ面などでしっかり引き出せるようになってきました。もちろん、僕自身がもう少しうまくできるところもあると思います。このようにセッションが非常にタイトななかでは、すべてが完璧に揃っていなければなりません」