角田裕毅、メキース新代表との再タッグに期待「ベルギーGPでレッドブルは新時代を迎える。前進するため集中していく」
レッドブル・レーシングは、F1第13戦ベルギーGPから、新CEOおよびチーム代表ローレン・メキースと共に戦う。角田裕毅とマックス・フェルスタッペンは、メキースと協力し合って仕事をすることを楽しみにしていると語った。
7月9日、レッドブルはCEO兼チーム代表クリスチャン・ホーナーを解任し、レーシングブルズで代表を務めていたメキースを後任に据えることを発表した。
今年の序盤2戦までレーシングブルズに所属していた角田は、再びメキースと働くことを楽しみにしており、共に前進を果たしたいと語った。
「今回のレースは、チームにとって新たな時代の中で迎えることになります。ローレンと再び連携できるのをうれしく思います。ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズの時代に、とてもうまく協力できていました。彼がどのように仕事を進めることを好むのかは理解していますし、僕たちは前進することに全焦点を置いています。そして個人的には、必要なパフォーマンスを発揮し始めることに集中しています」
角田は、イギリスGP後の短いインターバルに、サマーブレイク前の2連戦に向けて最大限の準備を整えるために取り組んできたという。
「レースがない間は、激しいトレーニングと精神的なリセットをうまく織り交ぜて時間を過ごしました。スパに向けて最高の準備をし、精神的にも肉体的にもより良いコンディションで臨みたいと思っていたのです。今は、力強さと鋭さを感じており、サマーブレイク前のこの2戦を楽しみにしています」
「スパは楽しいサーキットで、僕たちとの相性は良いかもしれません。スプリントフォーマットであることで状況は複雑になりますが、このオフの間に行ってきた作業と準備が、良い形でレースに臨む助けになるはずです」
フェルスタッペンは、ファクトリーでベルギーに向けた準備作業を行ったといい、このレースからメキースと働くことへの期待も示した。
「シルバーストンではベストなパフォーマンスを発揮できなかったが、予選でポールを獲得できたことは前向きな一歩だった。先週はファクトリーに戻り、チームとともにシミュレーターで時間を過ごした。ローレンと緊密に連携して仕事をするのを楽しみにしている」
フェルスタッペンの母親がベルギー出身であることから、彼はスパ・フランコルシャンでのレースをオランダと並ぶホームグランプリと位置づけており、サーキット自体もお気に入りのひとつだという。
「スパはクラシックサーキットで、昔から僕にとってお気に入りのサーキットだ。とても“オールドスクール”なサーキットであり、良いラップを刻むにはすべてを完璧にこなさなければならない」とフェルスタッペン。
「オールージュのような高速コーナーや、他のサーキットとは異なるレイアウト、そして高低差のある構成など、ドライビングにより多くの挑戦を与えてくれる点が好きだ」
「ベルギーでは常にオレンジアーミーから熱心に応援してもらい、僕にとっては第2のホームレースのようなものなので、再びオレンジライオンのヘルメットとスペシャルデザインのキャップとシューズを着用して臨む」