HRC渡辺社長「パートナーシップが始まってから今日までのクリスチャンの協力に感謝」残り12戦の変わらぬ協力も誓う
7月9日(木)、クリスチャン・ホーナーがオラクル・レッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表を離れたことが明らかになった。この件について、レッドブルにパワーユニット(PU)を供給するホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長がコメントを発表した。
元レーシングドライバーのホーナーは、2005年のレッドブル・レーシング発足時からチーム代表を務めてきた。この20年以上の間に、ホーナーはチームがコンストラクターズタイトルを6回、ドライバーズタイトルを8回獲得するという大きな成功に貢献している。
そんなレッドブルに対し、ホンダは2019年よりPUの供給を始め、2022年から現在まではHRCが担当している。この提携でドライバーズタイトルを4回、コンストラクターズタイトルを2回獲得しており、2023年には年間勝率9割5分4厘を記録。これはF1史上最高年間勝率となった。
ホーナーの解任について、渡辺社長は次のようにコメントした。
「我々のパートナーシップが始まってから今日までのクリスチャンの協力には感謝しています。新たにチーム代表となるローランとは彼がレーシングブルズに来て以来、良好な関係を築いてきました。Hondaとしてはこれからの12レースをレッドブル・レーシングおよびレーシングブルズと共に精一杯戦っていくことにはなんら変わりはありません」
なお今後は、これまで姉妹チームのビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームの代表を務めていたローラン・メキースがレッドブルの代表を務めることになる。レーシングブルズでは、これまでレーシングディレクターを務めてきたアラン・パーメインが代表に就任する。