2025.07.10

レッドブル代表を解任されたホーナーがコメント「別れを告げるのは辛い」 関係者に感謝、驚異的な成功への誇りも示す


レッドブルチーム代表を務めたクリスチャン・ホーナー
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 レッドブル・レーシングのチーム代表として20年を過ごしたクリスチャン・ホーナーが、解任後、コメントを発表した。レッドブルは7月9日に、レッドブル・レーシングのCEOおよびチーム代表からホーナーを解任することを明らかにした。

 レッドブルがF1参戦をスタートした2005年にチーム代表の座を任されたホーナーは、チームがコンストラクターズタイトルを6回、ドライバーズタイトルを8回という驚異的な成功を収めるために貢献した。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がドライバーズタイトルを獲得
2024年F1第22戦ラスベガスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がドライバーズタイトルを獲得

 CEOおよびチーム代表から即時解任という発表がなされた後、ホーナーはSNSを通して、コメントを発表した。

「20年間という信じられないほど素晴らしい旅路を共に歩んだ末に、本日、私が心から愛してきたチームに別れを告げることを、重い心で伝えねばならない」

「ファクトリーにいるすべての素晴らしい人々、ひとりひとりが、我々が成し遂げたすべての成果の心臓であり魂だった。勝っても負けても、常に我々は一丸となって支え合い、共に歩んだ。そのことを私は決して忘れることはない。この壮大なチームの一員であり、またその指揮を執ることができたことは特権だった。我々全体の成果と皆の存在を心から誇りに思う」

「我々がレース活動を行うことを可能にしてくれた素晴らしいパートナーとファンに感謝する。あなた方の支援によって、このチームは慎ましい始まりから成長を遂げ、コンストラクターズ選手権6回、ドライバーズ選手権8回という偉業を成し遂げるF1の強豪へと成長した」

「同様に、我々のライバルたちにも感謝したい。ライバルなしにはレースそのものが成立しなかった。あなたたちは我々にプレッシャーを与え、挑戦を突きつけ、そして我々が夢にも思わなかった栄光を達成することを可能にしてくれた。競争があったからこそ、すべての勝利はより甘美なものとなり、すべての挫折は成長と発展の機会となったのだ」

クリスチャン・ホーナー(レッドブル代表)とトト・ウォルフ(メルセデス代表)
2025年F1中国GP クリスチャン・ホーナー(レッドブル代表)とトト・ウォルフ(メルセデス代表)

「F1は、絶え間ない野心、情熱、そして敬意の上に築かれたスポーツである。ライバル関係は熾烈であったが、革新を追求し、常に水準を引き上げようとする共通の意志こそが、この旅路を特別なものにしてくれた」

「モータースポーツのこの驚異的な時代の一部となれたことは名誉であった。我々が成し遂げてきたことに対する計り知れない誇りと、2026年に向けて進行中のすべての計画、そしてF1を今日の頂点たらしめたすべての人々への深い敬意を胸に、私はこの場を後にする。ありがとう」

 ホーナーが率いた時代のレッドブルは、とてつもない成功を収めてきた。コンストラクターズ選手権6回とドライバーズ選手権8回に加え、優勝124回、スプリント優勝12回、表彰台287回、ポールポジション107回、ファステストラップ100回を、この20年で記録した。

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(autosport web)

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