【予選日コメント】
好調だったフェラーリ、予選で輝けず。ハミルトン「最終コーナーでの乱れが響いた」ルクレールは自分に苛立ち
2025年F1イギリスGPの予選で、フェラーリのルイス・ハミルトンは5番手、シャルル・ルクレールは6番手という結果だった。
FP3ではルクレールは最速、ハミルトンは最後のアタックラップが赤旗で中断されるまでは最速レベルのタイムを出していた。しかし、予選Q3ではふたりとも期待していたような結果を出すことができなかった。
Q3ではふたりとも2回のランを新品ソフトタイヤで走行。1回目のアタックでハミルトンは暫定2番手、ルクレールは5番手につけた。最後のアタックラップでハミルトンはセクター1とセクター2では自己ベストを出しながら、セクター3がうまくいかず、Q2でのタイムに届かなかった。ルクレールは予選全体での自己ベストタイムを記録したものの、最終コーナーでのミスで6番手にとどまった。
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
FP3 11番手(1分26秒332/17周)
予選 5番手(Q1=14番手1分26秒296:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分25秒084:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分25秒095:ソフトタイヤ)
「とても競争の激しい予選セッションだった。Q2では強力だったが、僕はQ3の最後のラップで自分たちが狙っていた改善を引き出すことができず、最終的に5番手からのスタートとなった」
「今週末、チームが取り組んできた姿勢を本当に誇りに思う。フリープラクティスではたくさんのポジティブな兆候があった。明日は前方のグループとの戦いになるので簡単ではないが、シルバーストンには特別な何かがある。観客の皆がくれるエネルギーは本当に素晴らしいんだ。明日、すべてを出し切るのが楽しみだ」
(走行直後のインタビューで語り)「最後のラップはかなり良かったが、最終コーナーで少しタイムを失ってしまった。それがなければフロントロウ、少なくとも3番手には行けたかもしれない」
「今週末は間違いなくマシンにかなり良い感触を持っている。もちろん、今夜は(ホームグランプリで表彰台を獲得するという)夢を見て、明日はその実現のために挑戦するつもりだ。天気がどうなるかは興味深いところだね。レースはおそらくドライになると思うけど、小雨が降ったりすれば面白くなるだろう。様子を見ていこう」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
FP3 1番手(1分25秒498/14周)
予選 6番手(Q1=10番手1分26秒186:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分25秒133:ソフトタイヤ/Q3=6番手1分25秒121:ソフトタイヤ)
「今日の予選には満足していない。Q3の最後のラップで最終コーナーでミスをしたことで、少なくとも0.1〜0.2秒は失った。そのロスがなければ、フロントロウに並べていたかもしれない。とても悔しい。明日、ポジションを上げていくために、すべてをうまくまとめることに集中していく」
「今シーズン、僕たちのマシンは予選よりも決勝で強い傾向があるから、明日は何かできる可能性があるよ。それでも、3列目からのスタートとなると、序盤にポジションを上げるために戦わなければならず、その代償として、その後にタイヤの劣化で苦しむことになるだろう。明日正しいバランスを見つけ出し、チームのために良い結果を持ち帰ることに取り組まなければならない」
(走行直後のインタビューで語り)「ひどい予選だった。特に言うことはない。フロントロウを獲得できるペースはあったと思うが、必要な時に仕事をやりきれなかった。最後のふたつのコーナーでコントロールを失ってしまい、大きくタイムを落とした」
「これは今シーズンずっと続いている話だ。予選でのリズムを取り戻さなければならない。本当に苦しんでいて、すべてをひとつにまとめることができていない。マシンを降りるたびに、予選では必ず何かが自分の思うようにいっていないという感じがある。だから自分自身に対してフラストレーションを感じているんだ」