【予選日コメント】
角田裕毅、パワーロスに見舞われ予選Q2敗退「必ず何かが起きてしまう。Q3に進めたはずだから悔しい」代表は走りを称賛
2025年F1イギリスGPの予選で、レッドブルの角田裕毅は12番手だった。他者のペナルティにより、決勝グリッドは11番手が割り当てられている(土曜時点の暫定)。
FP3で全体の5番手タイムを記録した後、予選Q1で13番手となり、Q2に進出。Q2では最初のランをユーズドソフトタイヤで走り、暫定15番手。新品タイヤでの2回目最後のランで自己ベストタイムをマークし、暫定10番手につけたものの、角田はそのラップでパワーロスがあったと訴えていた。その後にアタックをした他のドライバーたちに抜かれ、角田は12番手という結果になった。
レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、角田の予選について、次のようにコメントした。
「角田は素晴らしい走りを見せたが、残念ながら運に恵まれなかった。彼のラップの始まりでパワーの問題があり、それが彼の走りにある程度影響を与えたのだ」
「その点を調査する必要があるが、彼がマシンの中で何かを見出したことは間違いない。明日に向けて多くのことが期待できる」
■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分26秒104/13周)
予選 12番手(Q1=13番手1分26秒275:ソフトタイヤ/Q2=12番手1分25秒826:ソフトタイヤ)
「プッシュラップに向けて通常どおり開始しましたが、パワーのロスがありました。それから、ターン3までに本来得られるはずのエネルギーが得られず、約0.1秒を失いました。そのラップの他の部分でも、本来のブーストが感じられず、データ上でもそのロスがはっきりと確認できました。こうした問題が重要な場面で発生するのはとても悔しいです」
「週末に向けて築き上げていくなかで自信がありましたし、マシンの感触も良かったので、フラストレーションが溜まります。その問題がなければ、Q3進出は十分に可能だったと思います」
「良いペースを築いていましたし、マシンからパフォーマンスをしっかりと引き出していました。僕は今週末、このマシンとともに本当に良い一歩を踏み出せたと感じているので、なおさら大きなフラストレーションです。とにかく、普通の予選セッションを過ごしたいだけなのです」
「今の目標はポイント獲得であり、そのためにはこれまでの数週間よりも良い位置にいます。週末を通して行ってきたセッティングや変更にかなり満足しているので、前向きな気持ちでいます。FP2ではロングランのペースにも良い感触がありましたし、明日のレースで何を改善すべきかも分かっています」
(走行直後のインタビューで語り)「予選ではマシンの感触も良かったです。ただ、うまくいっていると毎回何かしら問題が起きてしまいます。今回はそれが最後のプッシュで、重要な場面だっただけに余計に悔しいです。あの問題がなければQ3に進出できていたと思います。とにかく、本当に悔しいです」
「予選に向けた準備もすべてうまくいっていたと思います。ですから、本当に最後のプッシュだけでした。パワーの問題は、自分ではどうすることもできないので、本当に悔しい気持ちです」
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