【決勝日コメント】
ハジャーが7位で3戦連続入賞「戦略は完璧、大満足のレースだった」レーシングブルズは6位に
2025年F1スペインGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは7位入賞、リアム・ローソンは11位という結果だった。
9番グリッドスタートのハジャーは、レース中盤以降8番手を走行、各ピットストップ後にほとんどポジションを落とさず、効率的なレースで、終盤のセーフティカー後リスタートでは7番手につけた。残り数周というところで新しいタイヤを履いたニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)に抜かれて8位でフィニッシュ。しかし、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がペナルティで降格されたため、ハジャーは7位に繰り上がった。
13番手スタートのローソンは、トラフィックのなかを走り、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)からヒットされるというインシデントがありながらもレースを続行。セーフティカー中にピットストップを行わず、リスタート時には10番手に。しかし最後から3周目、新しいタイヤを履いたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に抜かれ11位でフィニッシュした。ローソンは、フェルスタッペン降格の恩恵を受けられず、正式結果は11位のままだった。
レーシングブルズはコンストラクターズ選手権において、ハースを抜いて6位に上がった。
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(66周/66周)
9番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト
「今日のレースには本当に満足している。力強いパフォーマンスを発揮できて、ほぼ完璧だった。チーム全員が誇りに思っていいと思う」
「ファーストスティントはとても楽しかった。最後の最後でニコに抜かれてしまったのは残念だったが、戦略は完璧だった。ミディアムタイヤでのペースが強力で、それによってミッドフィールドを突破することができ、いくつか素晴らしいバトルも展開できたんだ。ソフトタイヤへのピットインのタイミングも正しかった」
「マシンへの自信も高まっており、毎レース、限界まで攻めることができている。チームとしても明らかに正しい方向へ進んでいる。この3連戦では全レースでポイントを獲得できた。これ以上は望めない最高の結果だ。カナダにこの勢いを持ち込んで戦うのが楽しみだよ」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=11位(66周/66周)
13番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト
「僕たちにとって、とても良いレースだった。多くの時間をトラフィックの中で過ごしたにもかかわらず、マシンのスピードは良かったし、オーバーテイクも決められたので、うまくいっていたと思う」
「ただ、終盤、(セーフティカー出動の際に)僕の前のドライバーたちは皆すぐさまピットインしたが、僕は走行位置の関係で、0.5秒差でそのチャンスを逃した。あれだけ頑張ったのに、わずかな差で逃したことが本当に悔しい」
「レースペースが優れていたから、それをポジティブな要素として次のカナダで生かしたい。いつだって目標はポイント獲得だ」