フェルスタッペン、仮名でフェラーリGT3をテスト。ニュルブルクリンク北コースでの走行が目撃される
4度のF1世界チャンピオン、マックス・フェルスタッペンが、“ノルドシュライフェ”と呼ばれるドイツ・ニュルブルクリンクの北コースで、フェラーリ296 GT3のテスト走行をしている姿が目撃された。
2シーズ・モータースポーツと提携し、自身のGT3チームを立ち上げたフェルスタッペンは、エミル・フレイ・レーシングが運営するフェラーリでニュルブルクリンクを走行した。
フェルスタッペンは仮名を用いてテスト走行を行っており、車体にはオランダ国旗の横に「フランツ・ヘルマン」という名前が表示されている。
Sportscar365の取材によると、フェルスタッペン・ドット・コム・レーシングの弟子であるクリス・ルラムもテストに参加しているという。
ルラムは、ポール・リカールで開催されたGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップの開幕戦で、33号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボでGT3レースにデビューを果たした。その後、GTWCヨーロッパのスプリント・カップではエミル・フレイのチームメイトとしてティエリー・フェルミューレンとともに参戦している。
フェルミューレンは、フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンの息子だ。
フェルスタッペンは過去にさまざまなGT3マシンをテストしており、ル・マン24時間レースへの参戦にも関心を示していた。
エミル・フレイ・レーシングは、今週末にニュルブルクリンク北コースで開催されるNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ第3戦の4時間レースにはエントリーしていない。このレースにフェラーリ勢では、REALIZE KONDO RACING with Rinaldiが参戦を予定している。一方、フェルスタッペンはニュルブルクリンクの専用ライセンスの最上級グレードである『Aパーミット』を所持していないため、GT3車両で争われるSP9クラスには参戦することができない。