「すべて計画通りに進んだ」「学びの連続」「パフォーマンスに感銘を受けた」/F1バーレーンGP決勝コメント(1)
2025年F1第4戦バーレーンGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、エステバン・オコン(ハース)、角田裕毅(レッドブル)、オリバー・ベアマン(ハース)だ。
■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=10位(57周/57周)
20番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ソフト
「いい気分だよ。素晴らしいレースだった。あっという間に過ぎていった。セーフティカー後の最後の20周は、後ろのメルセデスからポジションを守らなければならないというプレッシャーを受けつつ、前とも戦おうとしていた」
「本当にタフなレースだった。昨日の予選はとても厳しい結果に終わったけれど、今日、チームにポイントをもたらすことができて本当にうれしい」
「もちろん、セーフティカーが出たのは少し運が良かった部分もあったが、最初のスティントは本当に力強いと感じていた。ハードタイヤでの第2スティントは少しトリッキーだったけれど、セーフティカーを利用できたのは幸運だった」
「周りに速いマシンがいるなかで、自分のポジションを維持するのは、口で言うほど簡単なことではない。今日の自分のパフォーマンスを誇りに思うし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた」
■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=9位(57周/57周)
10番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト
「今日もまた学びの連続でした。もっと良い結果を出せたはずだと感じていますし、チーム全体でもっと改善できる点がまだたくさんあります。ピットストップでの問題によってポジションを落としました」
「ペースは良かったのですが、あといくつかポジションを上げることは可能だったと思うので、完全に満足しているわけではありません」
「まだ(レッドブルに移籍して)2戦目ですし、これまで経験したことがないことが起こります。この早い段階で多くの新しいことが起きるのは良いことです。今後、それを最大限に生かすことができるからです」
「全体として、このチームとともに初めてポイントを獲得できたので、ポジティブな一日になったと思います」
「鈴鹿から一歩前進できたと感じています。チームのサポートと、これほど早く良い形で前進できたことに感謝しています」
「ジェッダに向けて具体的な目標はまだ設定していません。今自分がしていることをやり続けることが重要です。予選でもう少し良い結果を出せればと思っています。そうすれば、その後のレースが楽になるでしょう」
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=8位(57周/57周)
14番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
「昨日はマシンのポテンシャルがあった時にミスを犯してしまい、チームを失望させてしまったので、今日のこの結果は本当にうれしい。今日は全てが計画どおりに進んだ。最高のスタートを切り、アグレッシブな戦略ですぐにポイント圏内で争うことができたんだ」
「そこから先は、僕たちにできる最大限のことをやった。セーフティカーによって不利になり、角田に追い抜かれそうになった。セーフティカーはオーリー(ベアマン)にも有利に働いたね」
「20番手から追い上げたオーリーは素晴らしい走りをして、僕たちはチームにダブル入賞をもたらすことができた。これが僕たちにできる最大限のことであり、それを達成できたことを誇りに思う」
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌ・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(57周/57周)
4番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
「7位で今シーズン初のポイントを獲得できたことは、チーム全員にとってうれしいことだ。最終ラップでマックスにポジションを奪われてしまったのは少し残念だけど、彼は先週優勝しているドライバーなのだし、僕たちは今日の戦いをポジティブにとらえるべきだと思う」
「4番グリッドからのスタートはうまくいき、最初のスティントは上位にとどまることができた。ハードタイヤ交換のための2回目のピットストップ後にセーフティカーが入ったので、そのタイミングは少し不運だった。そこからは最後まで全開で走り、マックスを後方に抑えることだけに集中していた。でもタイヤが終わってしまい、ポジションを落とす結果になった」
「この後はジェッダに集中していく。次も競争力を発揮できるといいね。このマシンは高速コーナーでのフィーリングが良くて、ここでのパフォーマンスには感銘を受けた。来週末のサウジアラビアでも好調さを維持し、このレベルの競争力を再び発揮できることを願っている」
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=6位(57周/57周)
7番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム
「すべてがうまくいかなかったことを考えると、今日の6位は少なくともポジティブな結果といえる」
「スタートは良くなくて、レースを通してタイヤマネジメントに苦しみ、ハードタイヤではグリップもペースも全くなかった」
「ピットストップ中に、(チームのピットの)信号にトラブルが発生し、多くの時間をロスし、再び渋滞に巻き込まれてしまった」
「残念ながら、2回目のピットストップは1回目よりも悪く、一時は最下位に沈んだ」
「レース終盤にピエールとバトルをして、最終ラップにオーバーテイクをしたのは楽しかった。最後まで最大限のポイントを獲得しようと努力した」
「最終的に6位フィニッシュというのが、僕たちにとって精一杯の結果だった。望んでいた週末ではなかったが、改善に向けて努力を続ける必要がある」
「ジェッダではより高い競争力を発揮できるよう、現在抱えている問題の解決策を見つけて、解決を図るべく取り組んでいく」
(走行後の会見で語り)「基本的にすべてがうまくいかなかった。スタートでは大きなホイールスピンが起きた。最初のスティントでは予選と同じ問題を抱え、前を走るライバルたちよりタイヤのオーバーヒートがひどかった」
「最初のピットストップでライトが点灯したままになった。もちろん信号を無視して走りたくはない。チームのプロトコルに従いたいからね。そのトラブルのせいで、トラフィックに巻き込まれ、残念ながらハードタイヤが機能せず、ソフトタイヤの時よりもさらにスライドがひどかった」
「その後、再びピットインしたら、1回目よりももっと時間がかかり、結局最下位になってしまった。すべてを考慮すると、正直言って6位でフィニッシュできたのは良かったと思う。結局、ピットストップがうまくいっていたとしても、他のタイヤを選択したとしても、これ以上は不可能だった」
「もちろん、僕たちが望んでいる結果ではないが、これが現時点のマシンの状態であり、このマシンでのタイヤの挙動なんだ。この手のサーキットでは、すべてがより際立つ」