
【】ピアストリ圧勝でランキング首位に近付く。ポイントリーダーのノリスは「犯すべきでないミスを犯した」
4月14日
2025年F1バーレーンGP決勝で、マクラーレンのオスカー・ピアストリはポール・トゥ・ウインを達成、ランド・ノリスは3位だった。
ピアストリはスタート後もトップの位置をキープし、1回目のピットストップ直後の3周を除く全周回をリードし、ファステストラップも記録。途中、セーフティカーが出動したにもかかわらず、2位ジョージ・ラッセル(メルセデス)に15.499秒の差をつけてフィニッシュした。バーレーンのマムタラカトがチームオーナーであるマクラーレンは、今年ようやくバーレーンでの初勝利を挙げた。
予選ラップをまとめられずに6番手に終わったノリスは、決勝スタート時のグリッドにおいて、グリッドボックスの外に右フロントタイヤの一部が出ていたため、5秒のタイムペナルティを受けた。しかし好スタートで1周目に3番手に浮上、10周目にタイヤ交換とペナルティ消化を行い、セカンドスティントは14番手からスタートした。
32周目の最後のピットストップの後は、前を行くシャルル・ルクレール(フェラーリ)と後ろのルイス・ハミルトン(フェラーリ)とのバトルになった。ノリスはハミルトンを退けた後、ルクレールに挑み、52周目に3番手を取り戻し、2番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)を追ったが、抜くにはいたらず、0.774秒差の3位となった。
バーレーンを終えた時点で、ドライバーズ選手権ではノリスが77ポイントで首位を維持しているものの、ピアストリは3ポイント差の2位に浮上した。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(57周/57周)
1番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム
ファステストラップ:1分35秒140(36周目)
「素晴らしい週末だった。昨日の予選で良い結果を出したことから始まり、今日は仕事をとても良い形でやり遂げることができてうれしい。マシンを用意してくれたチームには感謝してもしきれない。このマシンは本当に助けになった」
「今週末、自分が成し遂げたことをとても誇りに思っている。そして、バーレーンでそれを成し遂げられたことも誇らしい。チームのオーナーのことを考えると、僕たちにとって、とても重要なレースだからね。このサーキットではこれまで良い結果をあまり出せずにいたけれど、ついに僕たちチームはバーレーンで初優勝を挙げることができた。本当にうれしいよ」

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(57周/57周)
6番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム
「アップダウンの激しいレースだった。いくつかフラストレーションの残るミスもあったが、それでもバーレーンでチームのために上位入賞を果たせたことには、多くのポジティブな要素がある」
「最初から最後までとても良いレースだった。全員がハードに攻めて、全開ギリギリの戦いをしていた。そのなかにいるのは楽しいものだ」
「今日の結果に関して、オスカーとチーム全員に、おめでとうと言いたい。僕は、集中して、来週末のサウジアラビアに向けて、努力し続けていくよ」
(走行後の会見で語り)「きついレースだった。オーバーテイクなどの場面でミスが多すぎた。僕にとっては混乱したレースだった。マクラーレンのホームGPでワンツーをもたらすことができなかったのが残念だ」
(『Sky Sports F1』に対して語り)「犯すべきでないミスを犯し、その代償を支払った。ポジティブなことは、ポイントを獲得できたこと。ネガティブな点は、当然達成すべき結果を達成できなかったことだ」

(Text : autosport web)