
【】フェルスタッペンが一時は最下位「スタート、タイヤ、ピットストップ…すべてがうまくいかなかった。6位は上出来」
4月14日
2025年F1バーレーンGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは7番グリッドから6位を獲得した。
1周目に8番手に落ちた後、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)をかわして7番手に復帰。10周目に最初のピットストップを行い、ソフトタイヤからハードに交換した。この際、チームが使用するピットの信号にトラブルが起き、グリーンに変わらなかったことで、停車時間が4.7秒におよび、17番手でのコース復帰となった。
セカンドスティントで履いたハードタイヤでフェルスタッペンは苦しみ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)やルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれてしまい、26周目に早々に2度目のタイヤ交換を行った。この時には右フロントタイヤの交換に時間がかかり、最後尾でコースに戻る結果になった。
ミディアムタイヤでのフェルスタッペンは順調にポジションを上げ、7番手に浮上。最終ラップでピエール・ガスリー(アルピーヌ)を抜いて6位を獲得した。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=6位(57周/57周)
7番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム
「すべてがうまくいかなかったことを考えると、今日の6位は少なくともポジティブな結果といえる」
「スタートは良くなくて、レースを通してタイヤマネジメントに苦しみ、ハードタイヤではグリップもペースも全くなかった」
「ピットストップ中に、(チームのピットの)信号にトラブルが発生し、多くの時間をロスし、再び渋滞に巻き込まれてしまった」
「残念ながら、2回目のピットストップは1回目よりも悪く、一時は最下位に沈んだ」
「レース終盤にピエールとバトルをして、最終ラップにオーバーテイクをしたのは楽しかった。最後まで最大限のポイントを獲得しようと努力した」
「最終的に6位フィニッシュというのが、僕たちにとって精一杯の結果だった。望んでいた週末ではなかったが、改善に向けて努力を続ける必要がある」
「ジェッダではより高い競争力を発揮できるよう、現在抱えている問題の解決策を見つけて、解決を図るべく取り組んでいく」
(走行後の会見で語り)「基本的にすべてがうまくいかなかった。スタートでは大きなホイールスピンが起きた。最初のスティントでは予選と同じ問題を抱え、前を走るライバルたちよりタイヤのオーバーヒートがひどかった」
「最初のピットストップでライトが点灯したままになった。もちろん信号を無視して走りたくはない。チームのプロトコルに従いたいからね。そのトラブルのせいで、トラフィックに巻き込まれ、残念ながらハードタイヤが機能せず、ソフトタイヤの時よりもさらにスライドがひどかった」
「その後、再びピットインしたら、1回目よりももっと時間がかかり、結局最下位になってしまった。すべてを考慮すると、正直言って6位でフィニッシュできたのは良かったと思う。結局、ピットストップがうまくいっていたとしても、他のタイヤを選択したとしても、これ以上は不可能だった」
「もちろん、僕たちが望んでいる結果ではないが、これが現時点のマシンの状態であり、このマシンでのタイヤの挙動なんだ。この手のサーキットでは、すべてがより際立つ」

(Text : autosport web)
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