2025年F1第4戦バーレーンGP アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)とチーム代表ローレン・メキース

【】新人ハジャーがフェルスタッペンをしのぐ初日6番手「予選Q3進出に向けて楽観的」ローソンはノーミス目指す

4月12日

 2025年F1バーレーンGPの金曜、レーシングブルズのアイザック・ハジャーはフリー走行1=12番手/フリー走行2=6番手、リアム・ローソンはフリー走行1=8番手/フリー走行2=12番手だった。

 FP2でのハジャーの6番手タイムは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の最速タイムとの差は0.733秒、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの5番手タイムとの差は0.011秒だった。また、7番手のレッドブルのマックス・フェルスタッペンより、0.092秒速いタイムだった。

 レーシングディレクターのアラン・パーメインは、一日を振り返り、次のように語った。

「2回のプラクティスで全く異なるふたつのコンディションに直面した。FP1では気温がかなり高く、予選や決勝とは大きく異なるコンディションだった。今日は路面温度が50度近くまで上昇した」

「FP2になるとかなり気温が下がった。両セッションでのグリップが大きく異なるため、マシンのセッティングは簡単ではない。明日も同じ状況で、FP3は暑く、暗くなってからの予選では気温が下がる」

「とはいえ今日は通常の一日を過ごし、しっかり準備を行うことができたし、マシンのバランスはまずまずだ」

「アイザックはマシンにとても満足していた。リアムに関してはもう少し作業が必要だ。現時点の位置は、彼の実力を正確に示してはいない」

「明日は2台のマシンから性能を最大限引き出し、その差を縮めて、レースに向けて良い位置を確保できると、楽観的に考えている」

 なお、レッドブルとレーシングブルズは、この日、4台のマシンのパワーユニットのエナジーストアとコントロールエレクトロニクスのシーズン2基目を入れた。シーズン中に使用が許される基数であるため、ペナルティ対象にはならない。

アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
2025年F1第4戦バーレーンGP アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=12番手(1分34秒667/22周)/フリー走行2=6番手(1分31秒238/24周)

「今日のFP1では路面温度が高く、信頼できる情報は全く得られなかったけれど、FP2はうまくいった。FP2はより意味のあるセッションになり、強力な1ラップペースを見せることができた」

「全体的にマシンのフィーリングは良好だったが、改善の余地はあるので、明日がとても楽しみだ。今夜、全力を尽くすつもりだし、楽観的に考えている」

「ミッドフィールドにおける差がとても小さいのは驚きではない。僕たちはそのなかで戦える位置にいる。明日の予選では細かい部分をうまくやることが鍵になるだろう」

(走行後、予選Q3進出のチャンスについて聞かれ)「それについては常に楽観的に考えている。今夜も明日も全力を尽くしていくよ。僕たちが戦いに加わっているのは間違いない。ただ、厳しい戦いになるだろうね」

アイザック・ハジャーとリアム・ローソン(レーシングブルズ)
2025年F1第4戦バーレーンGP アイザック・ハジャーとリアム・ローソン(レーシングブルズ)

■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=8番手(1分34秒397/23周)/フリー走行2=12番手(1分31秒706/27周)

「FP1はコンディションの関係で難しいセッションになり、奇妙なことにその後のFP2でより苦労することになった。FP2では最適なバランスを得られなかった。でも全体的に、マシンは良い状態にあって、あとは微調整すれば問題ないと思う」

「明日は昼間にセッションがあり、それは予選の助けにはならない。でも、予選前のセッションで得られる成果を生かしたい」

「FP2ではとても大きなミスをしたために、順位を落とした。1周をうまくまとめることがとても重要だ。それができないと、ここでは大きな代償を払うことになる」

「今のF1では、とてもうまくラップを走れたか、ラップを失敗したかの違いが、大きな順位差につながり得る。そのため、走行中には大きなプレッシャーがかかるんだ」

リアム・ローソン(レーシングブルズ)
2025年F1第4戦バーレーンGP リアム・ローソン(レーシングブルズ)


(Text : autosport web)