2025.04.12

ピットレーンで他車を追い越したレッドブルの角田に叱責処分が下される/F1バーレーンGP


2025年F1第4戦バーレーンGP 角田裕毅(レッドブル)
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 2025年F1第4戦バーレーンGPにおいて、レッドブルの角田裕毅に叱責処分が下された。

 バーレーンGPのフリー走行1回目、角田はピットレーンを走行中にガレージから目の前に出てきたアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を追い越した。この行動が審議対象になり、FP1終了後に角田はスチュワードに召喚された。

 スチュワードは角田やアルボン、両チームの代表者からヒアリングを行い、マーシャルシステムデータや車載カメラ映像の見直した。角田はそこで、ガレージを出たアルボンが見えたものの、もし彼を避けるためにブレーキを踏んでいたら、ロックアップしてマシンのリヤにぶつかっていただろうと主張。そのため接触を避けるべくアルボンを追い抜いたということだ。

 スチュワードは角田の主張を聞き入れたものの、接触を避けるためにはアルボンを追い抜くのではなく、後退すべきだったと結論づけた。ピットレーンでの追い越しは特別な事情がない限りは禁止されており、今回の状況はそのようなものとはみなされないということだ。したがってスチュワードは、角田の行動が国際競技規則の付則L項の第4章第5条に違反しているとして、叱責処分とした。

 一方でスチュワードは、アルボン車のリリースの仕方も調査し、安全なやり方ではなかったと判断している。

 角田はFP1で23周を走行し、1分34秒484というベストタイムを記録して9番手でセッションを終えた。

角田裕毅(レッドブル)
2025年F1第4戦バーレーンGP 角田裕毅(レッドブル)


(Text : autosport web)

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