2025年F1第1戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
2025年F1第1戦オーストラリアGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはランス・ストロール(アストンマーティン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=10位(57周/57周)
8番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード→インターミディエイト
「望んでいたシーズンのスタートではないけれど、このレースから学び、取り組むべきことはたくさんある」
「レースのスタートは悪くなかったが、シャルルのアウト側でターン1を抜ける時に勢いを失い、レースのほとんどをアルボンの後ろで過ごした」
「雨は常に混乱を招く。戦略はタイミングと少しの運にかかっているんだ。ギャンブルをして一時順位を上げたけれど、インターに交換するピットストップのタイミングが遅すぎたことで、トップ10圏内の下位に落ちてしまった。そこからでは挽回するのが難しかった」
「バランスを見つけるのに苦労したが、さまざまな天候でマシンについてさらに学ぶことができ、新しいチームで働く経験を積むこともできた、重要なレースだった。マクラーレンとレッドブルはペースが速かったので、僕たちにはやるべきことは多いが、全力を尽くす。来週末の中国でマシンに戻るのを楽しみにしている」
(走行後の会見で、スリックでのステイアウトについて語り)「チームは、短時間の雨だと予想していたために、僕も『できるだけ長くコース上にとどまろう』と思った。チームは、雨が激しくなるとは思っていなかったのだが、突然激しさを増した。僕たちには情報が少し不足していたと思う」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=9位(57周/57周)
2番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード→インターミディエイト
「ポジティブな週末だったのに、残念な結果に終わった。速さがあり、好調だったので、優勝を争うことが可能だった。でも残念ながら終盤の突然の雨でコントロールを失った」
「懸命に作業を行ってくれたチーム、そしてオーストラリアのファンに感謝したい。ファンの皆は、この数日、僕を応援し、素晴らしいエネルギーを送ってくれた。本当にうれしかった」
(レース後のインタビューで、後方から9位まで挽回したことについて聞かれ)「多少気分は良くなった。それでももちろんがっかりしている。何と言っていいか分からない」
「あれは僕自身のミスだ。とはいえこういう結果になったことは、少しついてなかったと思う。責めるべきは自分自身だけだ。あのコンディションでプッシュしすぎたんだ。でもその他の56周と4分の3は、とてもうまくやっていた。とてもがっかりしているけれど、ポジティブな点もたくさんあると思う」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=8位(57周/57周)
7番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード→インターミディエイト
「厳しいレースだった。反省し、取り組むべき点がある。僕たちは最速ではなかったが、こういう天候では大量得点をするチャンスがあったはずだ。でも今日はそのチャンスを生かすことができなかった」
「ターン11でスピンした後、いくつかポジションを落とした。結局その後にセーフティカーが出たので、それほどひどい状況には陥らなかったが、インターミディエイトに交換するのが1周遅すぎたために、再びポジションを落とした」
「反省すべき点がふたつある。ひとつ目は単純に、僕自身のミスだ。ふたつ目としては、チームとして解決し、自分たちの判断を見直し、今後同じ状況になったときに正しい判断ができるようにしたい。これが継続的な改善のプロセスになる」
「残念な結果だが、数日後に中国でマシンに戻り、再度挑戦できるのはいいことだ」
(走行後の会見で語り)「ペースがマクラーレンとマックスより明らかに劣っていた。ファーストスティントでは、インターミディエイトがあっという間にだめになった。対策を講じる必要がある。何年も前からの弱点だからね。雨が降ると、アップダウンが激しくなる。その点を改善する必要があるだろう」
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=7位(57周/57周)
17番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム→インターミディエイト
「チームにとって間違いなくポジティブな結果だ。思わず笑顔になるよ。昨日の予選のパフォーマンスから考えて、こういう結果になるとは思っていなかった。今日の厳しいコンディションで、僕たちはミスを犯さず、良い戦略を選んだ。マシンをコース上に維持し、コンディションを読むのが、本当に難しかった。こういうコンディションのストリートサーキットは容赦ないんだ。常に限界で挑まなければならない」
「レース前半はインターミディエイトでかなり苦戦したので、なんとか走り続けてチャンスを待つような状態だった。その後、セーフティカーによってポイントをかけた戦いに加わることになった。終盤に雨が降った時、他のドライバーたちよりも先に、ちょうど良いタイミングでピットインすることができた」
「時には運も必要だ。他のドライバーたちがトラブルに見舞われるなかで、僕たちはクリーンな状態を維持し、その結果、6ポイントをつかんだ。この結果を実現するために懸命に努力してくれたチーム全員に感謝する」
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(57周/57周)
13番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード→インターミディエイト
「とても難しいレースだったから、チームのために大量のポイントを獲得することができてよかった。もちろん満足しているよ」
「今日は、コース上を走り続け、正しいタイミングで正しいタイヤを履くことが重要だと、最初から分かっていた。それを実際にやってのけたんだ。状況が変化するなかでは、リスクとリターンのバランスが重要になる。クリーンに、一貫性を保って、走り続ける必要があるんだ」
「レース終盤に、チームは、インターミディエイトに交換するという素晴らしい判断をした。天気予報を把握して行動したおかげで、ポジションを上げることができた」
「マシンはまだ望む状態には達していない。改善のために努力し続けなければならない。でも、だからこそ、今日のようなチャンスを最大限に活用することがさらに重要だ」