アルピーヌF1、2025年型マシン『A525』のリバリーを発表。ルノーPU最終年はメタリックブルーが基調に
BWTアルピーヌF1チームは現地時間2月18日、イギリス・ロンドンのO2アリーナで開催されたF1史上初めて全チームが参加するローンチイベント『F1 75 Live』において、2025年型F1マシン『A525』のカラーリングを発表した。
2025年はチーム加入3年目となるピエール・ガスリーと、チームの育成プログラム出身でフル参戦1年目となる新人ジャック・ドゥーハンという布陣で挑むアルピーヌF1。2024年6月にはルノーF1時代にチーム代表を務めたフラビオ・ブリアトーレをエグゼクティブ・アドバイザーに、8月末にはブルーノ・ファミンに代わりオリバー・オークスをチーム代表に任命するなど、ルノー・グループCEOルカ・デ・メオによる大胆な組織改革が進んだだけに、上位浮上を果たせるかが注目だろう。
なお、アルピーヌF1は2026年シーズンよりメルセデスのパワーユニット(PU)とギヤボックスを使用する。2025年はフランスのビリー-シャティヨンにあるルノーで製造されてきたPUとギヤボックスを搭載して挑む最後のシーズンとなるということで、F1の歴史を紡いできたルノーにとっては忘れ難いシーズンとなるだろう。
また、アルピーヌはテスト&リザーブドライバーにフランコ・コラピント、平川亮を起用しており、平川は4月に開催される第3戦日本GPのフリー走行1回目(FP1)に出走する。
平川もドライブすることになる『A525』のカラーリングは、水処理関連企業『BWT』のイメージカラーであるピンクと、アルピーヌのイメージカラーであるメタリックブルーがあしらわれたデザインとなった。昨年のライトブルーからメタリックブルーとなったこともあり、印象も大きく変わっている。なお、ガスリーとドゥーハンが着用したレーシングスーツはピンクとブラックが基調のデザインとなった。
F1の公式テーマソングを手がけたブライアン・タイラーによるDJプレイの後、ガスリー、ドゥーハン、チーム代表のオークスがステージに登壇。髪を短くして登場したガスリーに司会者からは「チームメイトとお揃いにしたの?」と質問が飛ぶと「髭も剃り始めたから、髪も剃ったらどうかなと思ったんだ。今年はフレッシュなスタイルにしたんだ」とのこと。
また、初のF1フル参戦1年目を迎えるドゥーハンは「ピエールと僕が髪型でもシンクロするのは素晴らしい気分だね。今日は来てくれてありがとう!」と語った。また、オークスは2024年にコンストラクターズ6位だったことを尋ねられ「もっと上に行くしかない」と、短くも力強い言葉で意気込んだ。