新人5名のこれまでの軌跡を辿る。F1 TVで長編ドキュメンタリー番組が配信開始
F1は2月6日、公式サブスクリプションサービスである『F1 TV』において約50分間の長編ドキュメンタリー番組『ルーキーズ(英題:ROOKIES)』の配信を開始した。
本番組は2025年シーズンにF1へフル参戦を開始する5名の若手ドライバーたちがFIA F3、FIA F2といったジュニアカテゴリーから、世界最高峰レースのF1でステップアップを果たす様子を追ったものだ。
2025年シーズンのF1ではジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、オリバー・ベアマン(ハース)、アイザック・ハジャル(レーシングブルズ/RB)と、5名の若手ドライバーがフル参戦初年度を迎える。
今回のドキュメンタリーは、そんな5名がF1ドライバーになるという生涯の夢を、いかにして実現したのかを理解するべく、彼らの旅路の舞台裏が収められた。ドライバー本人らのインタビューに加え、F1関係者、そして彼らをサポートしてきた人々の独占インタビューなどが収められている。
番組の配信開始に伴い、FIA F2とFIA F3のCEOであるブルーノ・ミッシェルは「FIA F3とFIA F2でモータースポーツの最高峰に向けて準備してきた2025年F1ルーキーたちの成長を、私は心から誇りに思う」とコメント。
「彼らは全員、F1グリッドのポジションのために並外れた戦いをしてきた。彼らがモータースポーツの頂点に到達できたのは、彼らの献身、選手権で提供されるレベルの高い環境、そしてFIA F2とFIA F3チームのサポートの証だ。ガブリエル、アイザック、オリバー、アンドレア、ジャックの今後の活躍を祈っている」
そしてF1のメディアライツ&コンテンツ制作担当ディレクターのイアン・ホームズは「今年は、FIA F2から5人の新しいドライバーをF1グリッドに迎えるという、まさに前例のない年だ。モータースポーツの頂点にステップアップする準備を整える彼らのこれまでのキャリアのストーリーを共有できることを嬉しく思う」と語る。
「この5人の新人の意欲、決意、情熱は、彼ら自身の才能だけでなく、FIA F3とFIA F2の選手権、彼らとともに戦ってきたジュニアチーム、そして彼らのサポーターの証でもある。メルボルンのグリッドに彼らが並ぶのを見るのが待ちきれないね」
このドキュメンタリー番組は『F1 TV Access』、そして『F1 TV Pro』で視聴可能だ。日本からも『F1 TV Access』にて視聴可能だが、音声は英語のみとなる。