メルセデス、新パートナー『アディダス』との最初のコレクションを発表。レーシングスーツ、チームウェアなどを公開
メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームは、2025年よりチームの公式パートナーになったドイツのスポーツウェアメーカー『アディダス』との最初のコレクションを発表した。
1月7日にメルセデスはアディダスと複数年契約を結んだことを明らかにした。アディダスがF1チームと提携するのはこれが初めてのことで、ドライバーやメカニック、エンジニアなどチーム全体向けのアパレルと、一般販売を目的としたものを製作することになっている。
今回の発表では、メルセデスF1のドライバーであるジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリがアディダスのロゴが入った黒のレーシングスーツなどを着用した写真や、チーム代表のトト・ウォルフが襟付きのシャツを着た写真が公開されている。なお、すでにメルセデスF1のオンラインショップなどでは一般向けのアパレル製品を購入することが可能だ。
ラッセルはアディダスとの提携について、次のようにコメントした。
「スポーツ界の最高峰で活動することを真に理解しているアディダスのようなブランドと仕事ができるというのは、チームとして信じられないほど素晴らしいことだ」
「彼らの知識、専門性、そして細部へのこだわりは、チームとして僕たちに恩恵をもたらすものだ。今シーズンもそれ以降も、レースでの勝利とチャンピオンシップを目指して戦っていくうえで、僕たちにアドバンテージを与えてくれることを期待している」
またルーキーのアントネッリも、アスリートの考え方を理解できるパートナーと仕事をすることの喜びを語った。
「チームとしてアディダスと仕事ができることを非常に嬉しく思っている。また個人的にはF1での最初のシーズンを楽しみにしているので、より特別なことだと感じている。アスリートの考え方を本当に理解してくれるパートナーと仕事ができてとても嬉しい」
「チームメイトとともに初めて新しいウェアを着た時のことは、ずっと忘れないだろう。スタンド席でファンがこのキットを着ているのを見るのが待ちきれないよ」
F1の2025年シーズンについては、2月18日にF1を戦う全10チームが参加する開幕前イベント『F1 75』が行われる。メルセデスはその後、2025年型マシン『W16 Eパフォーマンス』を、バーレーンでのプレシーズンテスト直前の2月24日に発表し、翌25日に初走行する予定だ。