2024.12.22
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:ハミルトン、2025年プレシーズンテスト前にフェラーリの旧車でテスト
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ルイス・ハミルトンがアブダビテストに参加しなかった理由は、メルセデスがクアラルンプール、ブリックスワース、ブラックリーでのイベントを含む、7度の世界チャンピオンの送別ツアーを企画したことをはじめとして、さまざまな要因が重なったためだと説明された。フェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールは、これから何が起こるかわかっていたため、トト・ウォルフやルイス・ハミルトン自身に彼をリリースするよう依頼することすらしなかった。ハミルトンも、感情的に非常に張り詰めた1年を過ごした後で、休みを取りたいと思っていることを認めていた。
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しかしハミルトンは、チームがバーレーンで3日間のプレシーズンテストに臨む前に、フェラーリのマシンでかなりの走行を行う予定だ。2023年仕様のマシンが1月1日から旧車テスト(TPC/Testing of Previous Cars)で利用可能になるため、ハミルトンは2025年の最初の2カ月間に2日間ずつ、3回または4回のテストを行い、スクーデリアのパワーユニット、ギヤボックス、マシンの一般的な特性、およびスタートとピットストップを含む手順に慣れ、フェラーリの新車がコースに登場する頃には完全に馴染んだ状態にするつもりだと考えられている。
ハミルトンは、チームの過去のトップドライバーのほとんどがそうしたように、「フィオラノで初めてのフェラーリテストをしたいと思っている」とすでに述べているが、天候が許せばムジェロとポール・リカールで数日間走行し、その後も2025年の新車発表会に出席して、レギュレーションで許可されている200kmの走行をシャルル・ルクレールと分担して行う可能性もある。
ルワンダ大統領を招いたFIAに批判の声
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FIA総会の冒頭における招待講演者だったルワンダ大統領が、FIA授賞式に出席したことに、多くの人権団体が眉をひそめている。彼らによれば、ルワンダの人権状況は嘆かわしい状況であり、国内外でルワンダ政府批判者に対する広範な弾圧、メディアの検閲、拷問が行われていることが報告されているからだという。
2024年10月に発表された『Human Rights Watch』の最新報告書によると、とりわけポール・カガメ大統領の政権に対する政治的脅威とみなされる被拘禁者に対しては、日常的に拷問が行われているという。報告書は、殴打、感電、模擬処刑など、虐待の恐ろしい事例を明らかにしている。
FIAのモハメド・ビン・スライエム会長とF1のステファノ・ドメニカリCEOが、民主主義を抑圧し、人権を無視しながら24年間ルワンダを統治してきた人物を称賛し尊重したことで、F1界への批判が巻き起こっている。先週カガメ自身が誇らしげに発表したように、ルワンダでグランプリを開催するという提案が進められれば、批判はさらに高まるだろう。
2025年と並行して2026年の準備も進行
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2025年のF1はまだ始まってもいないが、スポーツの商業権保有者と各チームは、すでに2026年のプレシーズンテストの準備に取り組んでいる。シャシーとパワーユニットが完全に新しくなるなかで、3月15日にメルボルンでシーズン開幕戦が開催されるため、全員がオーストラリアに飛ぶ前に、各3日間のプレシーズンテストを3回実施することで合意がなされている。
ラマダンの宗教的祝日が2026年2月17日から3月19日までとなっていることから、開幕戦までの数週間にF1のテストをバーレーンで実施することはできず、FOMと各チームには解決すべきちょっとした難問が残されている。1回目のテストは2月6日から8日まで、2回目は2月20日から22日まで、最終テストはそのちょうど1週間後の2月27日から3月1日まで実施されるのが理想的だ。
バーレーンについては確実性に乏しく、遠距離であることから、走行時間の短縮を懸念する各チームは同地での初走行に消極的だ。そのため、この3回のテストをどこで開催するかについて多くの議論が交わされている。2月のバルセロナを走るのは、完全に新しいマシンによる長いシーズンに向けた理想的な準備とはいえない。一方で、バーレーンで夜間のみ走行すれば、テスト実施時間中にスタッフは食事を取ることができるだろう。これは、かなり多くの人々が抵抗を感じる代替案だが、決して除外されているわけではない。
(Translation: AKARAG)
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