2024.12.05
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:シーズン後半戦は体調不良に苦しんだアロンソ「立ち止まって自分自身をケアする必要がある」
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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フェルナンド・アロンソは、過酷な今シーズンの終盤に体調不良に見舞われたため、アブダビテスト後のピレリタイヤテストへの参加を辞退したので、同テストに2025年シーズンのレースドライバーがひとりもいない状態で臨むのはアストンマーティンのみとなる。
アロンソは、チームに「疲れている」という理由でテストに参加しないと伝えたと説明し、次のように付け加えた。「僕がここ4レースで体力的に苦しんでいるのは秘密ではない。暗闇から抜け出したように、今日は気分がよかった」と、アロンソは7位でレースを終えた後に語り、「ラスベガスでも調子がよかったので、ラスベガスのすぐ後にレースに出たかった」と主張した。
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しかし、胃腸系の問題と闘うなど、いくつかの身体的な問題が彼の妨げとなっている。アロンソは、「少し立ち止まって、自分自身をケアする必要もあると思う」と認めており、そのことが、チームが2025年仕様のタイヤの最終バージョンを使用できる最初のテストを欠席するという決断につながった。
後味の悪い別れ
(c)XPB Images
エステバン・オコンは、カタールGPのスタート時に、グリッドで他でもないフラビオ・ブリアトーレから、シーズン最終戦アブダビGPには出場できないと告げられ、決して最高の心境ではなかったはずだ。
ブリアトーレは、オコンがブラジルGPを2位で終えた後、彼が今後加入するハースがアルピーヌからコンストラクターズ選手権6位の地位を奪える位置にいることを認識し、アメリカのチームを助けるためにわざと実力を発揮しなかったと確信していた。
ラスベガスGPでは、きちんと説明されることのなかった“ゴースト”ピットストップにより、オコンはポイント争いから完全に脱落し、ガスリーのエンジンは白煙を上げたため、アルピーヌはポイントを獲得できなかった。
先週末のカタールでは、ガスリーが余裕を持ってQ1でトップ10入りしたが、一方のオコンは最下位でチームメイトより約0.8秒遅かった。その時、ブリアトーレは迅速な行動を決意し、オコンに「アブダビでハースのテストに出たいなら、グランプリではクルマから降りることになる」と告げた。
オコンがレースから脱落する原因となった最初のコーナーでのインシデントは、主にヒュルケンベルグに非があったのは事実だが、オコンはすでに前輪がロックした状態でターン1に到達しており、ヒュルケンベルグがぶつかる前からコラピントと接触しそうに見えた。
進捗がないマドリードGPの計画
カタールにマドリードGPのプロモーターの有力な代表団が来場したことは、この新事業を立ち上げるためのプロジェクトが順調に進んでいることを示しているように思われた。しかしF1の情報筋は、最初のグランプリが昨年初めに締結された契約どおり、実際に2026年に開催されると納得できるようなことは、ほとんど何も行われていないと断言した。
F1の情報筋によると、このプロジェクトに期待されていた資金調達はまだ実現していないようだ。主要人物からなる代表団がカタールにいて、ステファノ・ドメニカリ、FIA代表団、および各チームと会ったことは、むしろマドリードがプロジェクトへの投資家を見つけるのに役立つようメディアへの露出を増やそうとする試みのように見えた。
フェルナンド・アロンソの元共同マネージャーであるルイス・ガルシア・アバドが率い、経験豊富なグランプリ主催者のリチャード・クレガンがアドバイザーを務めるこのグループは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで2日間を過ごし、インタビューや会議に出席した。しかしこれまでのところ、この予定されたグランプリが当初の計画通り2026年に開催されるという確固たる保証はない。
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