F1オランダGP、ザントフォールトでの開催契約を1年延長も2026年限りで終了へ
12月4日(水)、F1とオランダGPのプロモーターは、ザントフォールトでのグランプリ開催契約を1年延長し2026年まで開催すること、そしてそれ以降はF1カレンダーには残らないことを発表した。
1952年から断続的に開催されてきたオランダGP。最近ではオランダ出身のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の活躍もあって、2021年から4年連続で行われてきた。2025年は、第15戦として8月29日〜31日に開催予定だ。
F1のステファノ・ドメニカリCEOは、オランダGPがF1以外にFIA F2やFA F3、またF1アカデミーなどを開催したことで若い世代の育成も貢献したと感謝を述べ、「すべての関係者がレースの(開催)延長の解決策を見つけるために積極的に協力し、交代での開催やなど多くの選択肢が検討された。我々は、2026年にこの素晴らしいレースを終えるというプロモーターの決断を尊重する」と語った。
またF1オランダGPのディレクターであるロバート・ヴァン・オーバーダイクは、グランプリの開催は成功だったと語るも、グランプリ開催の継続によってもたらされるものとリスクのバランスを取らなければならなかったと明かした。
「我々は個人経営のビジネスであり、イベントを開催することで得られる機会と、その他のリスクや責任とのバランスを取らなければならない。我々は、2025年と2026年の2回、素晴らしいオランダGPを開催し、最高の形で退くことを決めた」
「我々のイベントが熱狂的なファン、住民、そしてF1コミュニティーに愛され支えられている間に、このようなステップを踏みたかった。複数回の契約延長を実現させ、オランダGPを成功に導いた懸命な努力について、ステファノ・ドメニカリとF1のすべてのチームに感謝したい」