2024年F1第24戦ラスベガスGP予選後会見 左から2番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、PPジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

【】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(2)

11月24日

 2024年F1第22戦ラスベガスGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが金曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 5番手

予選5番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とポールのジョージ・ラッセル(メルセデス)
2024年F1第22戦ラスベガスGP 予選5番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とポールのジョージ・ラッセル(メルセデス)

 今日の出だしはとても厳しかったけれど、ベストを尽くし、最大限の力を引き出した。タイヤが主な問題で、一日を通してグリップにとても苦労した。ロングランはあまり良くはなかったし、ストレートでは遅すぎた。それでも予選ではすべてをとてもうまく実行し、チームとして良い仕事をしたと思う。

 この結果には満足している。すべてを出し切って、5番手を獲得した。昨日よりもすべてがはるかに良くなったように思える。マシンに変更を加えたことで、明日のレースではもう少し競争力が増すことを期待している。この変更が効果を発揮し、明日良いパフォーマンスを発揮できるといいね。

(予選後、高速サーキット用のロードラッグ仕様のリヤウイングがないことについて語り)僕たちはそれを作らないことにした。それで(専用の)リヤウイングがないんだ。2022年からそうしている。予算制限の関係で、優先順位を決めている。もっとダウンフォースが低いウイング、あるいは少なくとも違う形、もっと効率的な形のものを使いたかった。ストレートでのスピードが遅すぎるからね。(専用ウイングがないことで)レースの週末を2回(モンツァとラスベガス)無駄にしているような気がする。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
予選 4番手

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2024年F1第22戦ラスベガスGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 素晴らしい予選ではなかった。グリップにかなり苦しみ、タイヤを適切な温度領域に入れることができなかったから、後で調査するつもりだ。でもこれはレース中には問題にならないはずだし、最初の数周をクリアすれば状況は少し違ってくるはずだ。とはいえ、グレイニングがひどくなりそうだからスタート時には注意しなければならない。いい点としては、目標通りマクラーレン2台の前で予選を終えられたことだ。明日はこの状態をキープするために全力を尽くすつもりだ。

■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
予選 3番手

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が予選3番手
2024年F1第22戦ラスベガスGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が予選3番手

 予選でトップ3に入ることができてとてもうれしい。信じられないようなラップだった。ラインを越えた瞬間、すべてを出し尽くしたと感じる、そういうラップだった。それでもトップ3に入るとは全く考えていなかったから、びっくりしたよ。

 このコースでは、微妙なマージンが重要で、低ダウンフォースで滑りやすいためトリッキーだ。それでも今日は走っていてとても楽しかった。

 Q3では新品ソフトタイヤが1セットのみしかなかったので、最後のラップが勝負となり、アドレナリンが大量に出た。うまくまとめることができてうれしい。

 明日は全力を尽くす。自分たちの戦いがどこにあるのかは分かっている。タイヤのデグラデーションとグレイニングの面で厳しいレースになるだろう。去年のラスベガスではその点で苦しんだから、今年はうまく対処していきたい。チームとして理解するために懸命に取り組んできた。今夜も、準備を整えるためにハードワークにあたる。明日はポイント獲得を目標に戦うつもりだ。

(予選後の記者会見で語り)ダウンフォースに関して、かなりアグレッシブなパッケージを選択した。ダウンフォースがほとんどないような状態で走っている。直線を最大限に利用しようとしているんだ。そのため、当然ながらコーナーでは少し苦労するけどね。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
予選 2番手

予選2番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションのジョージ・ラッセル(メルセデス)を祝福
2024年F1第22戦ラスベガスGP 予選2番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションのジョージ・ラッセル(メルセデス)を祝福

 今日の予選には満足している。今シーズンで最も難しい土曜日のひとつだったけれど、良いパフォーマンスを発揮できた。もちろんポールポジションを獲得したかったが、メルセデスは今週末を通してフライングラップがとても速かった。

 全体的に見て、レースに向けて良い位置を確保できたし、ペースの面でも戦えると確信している。明日、ポイントを最大限に獲得することが、コンストラクターズ選手権における戦いの鍵になる。レースに完全に集中していく。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 1番手

ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得
2024年F1第22戦ラスベガスGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得

 またポールポジションを獲得することができて、信じられない気分だ。週末を通して速さがあったけれど、Q3最後のラップが肝心で、それまでのことは何ひとつ重要ではないと分かっていた。

 最初のアタックでは、ターン5を抜けたところで少し体勢が崩れて、ウォールに接触してしまった。メカニックは、素早くフロントウイングを交換するという素晴らしい仕事をして、僕を最後のアタックに送り出してくれた。

 チェッカーフラッグの前に戻れないのではないかと心配した瞬間もあったけれど、自分に自信があり、クリーンなラップを走れれば、ポールポジションが可能だと分かっていた。実際、それを実現することができたんだ。

 最近、予選で何度か良い結果を出している。でもそれを良いレース結果につなげる必要がある。明日は長いレースになり、未知な部分もたくさんある。でも勝利を目指して戦うことができると期待している。グランプリが楽しみだ。土曜の夜、ラスベガス・ストリップでのレースは最高の雰囲気を作り出すだろう。今夜はしっかり睡眠をとって、明日のレースに備えるよ。

(走行後のインタビューで語り)正直言って、全く期待していなかった。今週末ここまでとても速かったから、その理由を理解する必要がある。本当に驚いたよ!



(autosport web)