ボッタス「Q2に進めてよかった。赤旗さえなければQ3も可能だったと思う」:キック・ザウバー F1第21戦決勝
2024年F1第21戦サンパウロGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは13位、周冠宇は15位でレースを終えた。
■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
予選=11番手
決勝=13位(69周/69周)
11番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト
Q2に進出できて良かったし、赤旗さえなければQ3に進むこともできたと思う。タフで不安定なコンディションの中、赤旗を含めで複数のリスタートがあった異例ずくめのレースで、僕らにできることはすべてやった。
最大の問題はタイヤのウォームアップで、リスタートのたびに最初の数周で順位を下げてしまったんだ。タイヤの温度が上がれば良くなったものの、それでも前を行くクルマと戦えるほどではなかった。全体として、パフォーマンスは僕の期待を下回るものだったが、とにかく全力は尽くした。
これから次のレースまでに態勢を立て直す時間がある。残りのレースに向けて、できるだけ早くアップデートを投入できるように、チームとして最大限の努力をするつもりだ。
■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
予選=20番手
決勝=15位(69周/69周)
19番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→フルウエット→インターミディエイト
かなりチャレンジングな週末だった。スケジュール変更があり、予選が日曜のレースの前の午前中に行われることになって、すべてのチームが対応を強いられた。予選では少し手応えがある感じだったが、肝心なところで赤旗が出て、その後はコースコンディションが悪化してしまった。水しぶきがひどく、視界が限られている中で、予選の最後の2周を走り始めなければならなかったんだ。それでもなお、Q2進出は可能だったと思う。
レースも楽ではなかった。どのスティントでも、セーフティカー後の再スタートでタイヤの温度を適切なウインドウに入れるまでに、10周から15周もかかったからだ。もっとも、その頃にはもう僕のレースは失われたも同然だった。グリップ不足と難しいコンディションが重なって、本当に厳しいレースだった。
とはいえ、これでトリプルヘッダーが終わるのはありがたいことだ。このベガスまでの時間を利用して、また集団の中で戦えるようになるには何をすべきかを理解する必要がある。