【】FP1トップもクラッシュのラッセル「車体が跳ねてしまった」ハミルトンは「キミがいい仕事をしてくれた」と賞賛
10月26日
2024年F1第20戦メキシコシティGPの金曜、メルセデスのジョージ・ラッセルはフリー走行1=1番手/フリー走行2=18番手、フリー走行1に出走したアンドレア・キミ・アントネッリは12番手、フリー走行2がこの日初走行となったルイス・ハミルトンは7番手だった。
この日最初のセッションでトップタイムを刻んだラッセルは、1度の赤旗中断を挟んだFP1で24周をこなし、唯一の1分17秒台をたたき出す好調なスタートとなった。
しかし、迎えたFP2ではセッション開始から15分ほどのタイミングにて、ターン8の縁石に乗った際にマシンが上下に大きくバウンドしてしまい、バランスを崩してスピン。そのままクラッシュバリアに衝突してしまった。
チームメイトのハミルトンはFP1にて、来季よりメルセデスでのフル参戦が決まっているアントネッリにマシンを託した。2度目の公式セッション出走となったアントネッリは、19周をこなして12番手のタイムを記録。これは、FP1に出走していた5人のルーキー出走ドライバーのなかでもっとも速いタイムだった。
そして、FP2でマシンに乗り込んだハミルトンは、このセッション内で2番目に多い36周をこなし、7番手タイムをマークする走り出しとなっている。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=1番手(1分17秒988:ソフトタイヤ/24周)/フリー走行2=19番手(1分19秒041:テストタイヤ/4周)
「大きな衝撃で、最初は少し息切れがした。それでも僕は大丈夫だったが、残念ながらクルマは大丈夫ではなかった」
「ただ、何が起こったのかはわからない。コーナーを曲がって、FP1と同じようにラインをカットしようとした。その時、縁石が当たったのか、クルマが底を打ったのかはわからないが、車体が跳ねてしまい、それを抑えようとする前にすでに壁にぶつかってしまっていた」
「残念ながら、チームは夜通しの作業に取り掛かることになってしまった。FP1では好調でタイムもトップだったので、正直イライラしている。予選と日曜日のレースに向けて良いパフォーマンスを引き出すためにも、FP3が重要になる」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=12番手(1分19秒200:ソフトタイヤ/19周)
「今日はチームのためにクリーンなFP1セッションを走りたかったので、そのとおりに走ることができて嬉しい。ここを走るのは初めてだったので、限界内にとどまり、ラップごとに自信を深めていった」
「また、W15についても理解を深めることができたように思う。ハードとソフトの両方のコンパウンドを走らせたが、連続走行とシングルラップの両方を試すことができて良かったよ」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行2=7番手(1分18秒279:テストタイヤ/36周)
「FP1でキミ(アンドレア・キミ・アントネッリ)がチームのために本当にいい仕事をしてくれた。セッション前には彼と一緒に作業し、サポートするのは楽しかったよ」
「彼がFP1で実行したプログラムは、午後に向けて良い準備を整えてくれた。自分はFP1を走っていなかったので、すぐにスピードを上げるのは必ずしも簡単ではなかったが、FP2ではマシンから良い感触を得ることができたよ」
(autosport web)
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