【初日レポート】
F1アメリカGP FP1:フェラーリがワン・ツー。RBは角田10番手、オースティン初走行のローソンは13番手
2024年F1第19戦アメリカGPのフリー走行1回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。角田裕毅(RB)は10番手だった。
今週末よりF1はアメリカ大陸での3連戦を迎える。初戦となるアメリカGPの舞台はサーキット・オブ・ジ・アメリカズで、持ち込まれたタイヤはハードがC2、ミディアムがC3、ソフトがC4という真ん中の3種類だ。
今回のアメリカGPから、RBはダニエル・リカルドに代えてリアム・ローソンを起用する。ローソンは最終戦アブダビGPまでの6戦でRBのステアリングを握る予定だ。またハースは10月11日にTOYOTA GAZOO Racing(TGR)との提携を発表しており、この週末からハースのVF-24にはTGRのロゴが入っている。
気温25度、路面温度38度というコンディションで、現地時間19日の12時半にセッションがスタート。アメリカGPは今シーズン4回目となるスプリントフォーマットでの開催となっており、今週末のフリー走行はこの1回のみだ。開始直後から全車コースに出ており、タイヤはほとんどがハードで、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスはミディアム、周冠宇はソフトを履いている。
序盤にトップに立ったのはフェルスタッペンで、タイムは1分35秒538とすでに昨年のFP1のトップタイムを上回っている。2番手は0.013秒差のルクレール、3番手は0.271秒差のサインツとフェラーリ勢が続く。フェラーリはその後サインツが1分35秒231、ルクレールが1分34秒966とトップタイムを更新している。RBは角田が1分36秒234、ローソンが1分36秒079までタイムを上げた。メルセデスはルイス・ハミルトンもジョージ・ラッセルもスピンを喫しており、まだまだ本調子ではないようだ。
セッション中盤に入るとレッドブルはソフトタイヤを投入し、フェルスタッペンは1分33秒855をマーク、僚友セルジオ・ペレスは1分34秒638で2番手に浮上。それ以外のチームは最初に叩いたタイヤでのロングランに取り組んでいる。終盤残り15分を切ったところで各車ソフトを投入し、予選練習に臨む。トップは1分33秒602のサインツ、2番手は1分33秒623のルクレールとフェラーリがワン・ツーで、3番手はフェルスタッペンだった。
4番手以降はランド・ノリス(マクラーレン)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ハミルトン、ラッセル、ケビン・マグヌッセン(ハース)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、角田というトップ10になっており、13番手のローソンまでがトップから1秒以内の差となっている。